前に、トロンボーン奏者のことを「トロンボニスト」っていうんだという話をしました。
これですね。
フレットのない弦楽器と同じように、バルブのないトロンボーンって、シロート目には、なかなか面倒くさそうな楽器だよねーという印象があったんですよね。
さらに、ディキシーランドジャズの賑やかしいイメージと相まって、敬遠していた楽器です。
そんな私が、なぜトロンボーンを気にするようになったのかというとですね、「ニルス・ラングレン」(Nils Landgren、1956年生れ)というトロンボニスト(早速、使いますよ。)のアルバムを聴いたからです。
これですね。
トロンボーンって、意外と柔らかい音色ですね。気が付かなかった。性根入れて聴いてなかったからですかね。
後で知ったのですが、バルブのあるトロンボーンは勿論のこと、サックスと同じようにアルトトロンボーンとかテナートロンボーンとかもあるようです。
それでですね、驚いたことに、この方、ヴォーカルもおやりになっている!
全部で13曲収録されているんですけど、そのうちの11曲でヴォーカルを披露しています。
私がトロンボーンの音もいいなあと思ったのは、そのヴォーカルの入っていない2曲のうちの1つ、6曲目の「In A Sentimental Mood」です。デューク・エリントンの曲ですよね。
柔らかいというか、温かい音色ですねえ。
でもね、このアルバムで一番いいなあと思ったのは、実はトロンボーンの音の入っていない(と思うんですけど)5曲目の「Fragile」だったりして。本家のスティングより好みだったりして・・・。
ラース・ダニエルソンのベースが良いですねえ。
トロンボーンって、なんなかなあ、と思っていたけど、じっくり聴いてみると柔らかく温もりのある音色で心地よかったぞという話でした。
でわ、また。