ヴァンゲリス、Vangelis というギリシャのミュージシャンがいます。正式な名前は、
Evangelos Odysseas Papathanassiou
エヴァンゲロス オデッセイアス パパタナシウ
と言います。エヴァだ。すげえ。
ま、エヴァの方は「福音」とかいう意味らしいですけど。でも、まったく関係ないことはないと思いますけれどもね。
このヴァンゲリス、1981年公開の映画「Chariots of Fire」~炎のランナー~で有名ですね。2012年のロンドンオリンピックの開会式に使われたことで、一気にメジャーになった感があります。
それを遡ること5年、1976年に彼が出したアルバムに、「Albedo 0.39」というのがあります。Albedo - アルベド というのは、反射能とか反射率というもので、簡単に言うと、天体などが入射光を反射する割合を言います。で、0.39というのは、当時の地球の反射率です。つまり、地球を表していることになります。今は、0.30とされているようです。大気があると高くなるらしく、大気の無い月だと0.07だということです。
さて、僕にとってこの曲 - Alpha - は、深夜のFMラジオで流れていたのをたまたま聴いて、「おおっ!これはっっ!」と感激し、次の日にはLPを買ってきたという、シロモノであります。どちらかといえば、当時は、知る人ぞ知る的な存在のミュージシャンだったのではなかったろうか。変に、俺は知ってるぞー、お前ら知らんだろう、みたいな自己満足がありましたよ。
しかしながら、こんな曲あるんだけど、どお、聞いてみる? 何て言いながら、友人たちに聴かせても、反応が今一つだったのも事実であります。好き嫌いの世界なんて、そんなもんでしょうねえ。
後日、TV番組でこの曲が使用されていたのを観て「おう?」と思った記憶があります。TV番組というのは、巷で結構なブームとなったカール・セーガンの「コスモス」ですよ。1980年の放送でしたね。観ましたよ、食い入るように。半分も理解できたのかしらんと思うぐらいの内容だったような・・・。
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ま、この曲「 Alpha」独特の浮遊感、イメージの曲ですよね。だんだんと盛り上げていく展開もGoodです。彼の作品のなかでは、一番好きですね。ロッキングチェアに揺られながら目を閉じて聴きたい一曲です。
ただ単に語呂合わせで、曲とはつながらない「エヴァンゲリオン?」 というお話でした。
でわ、また。