この曲が心地よい!

ふと知り合った、自分に心地よいメロディー それらを紹介しています そしてときどきガーデニング、のつもりがガーデニングがメインになっています。

「本物はひとつのハズ」- Tubular Bells

エクソシスト。日本でも大ブームになった、1973年のアメリカのオカルト映画ですよ。

この映画に使われた曲がよいのです。作者は、映画で使用されたことで、出身国のイギリスだけでなくアメリカでもその名を知られることになった、マイク・オールドフィールドという人です。 

 

  

ともかく、映画よりも音楽に心惹かれて、音源を探し求めることになるのでした。しかーし、幼少の砌の僕には、作曲者が誰だとかいう知識もなく、レコード屋で「エクソシストのテーマ」と冠されたEPを何枚か買う羽目になるのでした。どれも映画で使われたものとは違うのでした。その中に、確かリチャードヘイマン楽団てのがあったなあ。すごく残念だった記憶がある。

 

お小遣いもそうそうあるわけでなく、やがてブームが去るのと同時に僕の熱も下がってきて、そのうち忘れてしまったのでした。

 

それから、んー年が過ぎ、お小遣いを自ら調達できるようになった僕は、とあるレコード屋で運命の再開をするのでありました。「Tubular Bells」と書かれた、波がドドーンと押し寄せる海に変な管が宙に浮いているというジャケットを発見。 

Tubular Bells

Tubular Bells

 

 

そっと針を落とすと、流れてきたのは確かに、あの時映画で聞いたやつだと、感激したのでした。しかーし、知っているのはほんの冒頭3分ぐらいですよ。期待と感動と落胆。そんな感情が順番に僕を襲うのでした。期待が大き過ぎたのでしょうねえ、きっと。20分ぐらいから、楽器の音色の紹介になってます。「Tubular Bell」が楽器だってのも、これを聞いて知ったのでありました。

 

20数分後、裏返してB面に。LPだからね。心の葛藤を乗り越えた後は、すんなりと耳に入ってきました。まあ、悪くないかなと。

 

本人は、「あんな恐怖映画に使われたのは残念だ。だってあの曲は、ゆったりとした美しい自然を表現したものだから……」と言うてるらしい(当時のLPのライナーノーツに書いてあった。)。でもね、僕にとってみれば、映画ジョーズのサメの登場シーンのあの音楽と同じように、エクソシストのシーンと一体化した音楽なんですよね。

 

マイクはこの作品が気に入っているのか、商業的なものでもあるのか、1992年にⅡ、1998年にⅢ、1999年にミレニアム、2003年に2003、2009年に2009Ver.を出している。ライフワークなのか。としても、いかがなものかと。2009Ver.以外は聞いたことあるけど、やっぱり、1973年版が一番いいかな。しかも冒頭の3分。w

 

参考までに2009Ver.のジャケットはこれ

チューブラー・ベルズ<2009年ヴァージョン>

 

以上、「本物はひとつのハズ」というお話でした。

 

でわ、また。