この曲が心地よい!

ふと知り合った、自分に心地よいメロディー それらを紹介しています そしてときどきガーデニング、のつもりがガーデニングがメインになっています。

夏の夜の怪音

とある蒸し暑〜い

夏の夜のことでした。

蒸し暑いとはいっても、

窓を開け放ち、

扇風機をまわしていれば

それなりに眠れそう、

そんな夜でしたねえ。

ふと人の気配を感じて

目が醒めました。

 

となりに、球根さんがいました。

声こそあげませんでしたが、

多少ビクついたのは事実。

人の気配で目覚めるような

繊細さんだったか、わたス。

繊細の意味なんか

勘違いしてます?

 

さて、話を戻します。

球根さん、何かに怯えるように、

「さっきから変な音聞こえるんよ」

「何やと思う?」

わたス、眠い目をこすりながら、

「どんな音?」

球根さん。

「キュキュ〜ぅううみたいな」

「さっきから、ずっと聞こえるの」

「なんの音か、気になって」

わたス。

「・・・いや、何も聞こえないけど」

球根さん。

「ほら、また、聞こえた!」

しばらく耳を澄ましていると

確かに周期的にキュぅうぅぅ、

みたいな音がしています。

喉の奥から絞り出すような・・。

 

でも、寝ぼけたアタマでも

規則的なものってのは、

たいてい機械だよね〜

と冷静に考えている

自分がいました。

「外のエコキュートじゃないの」

「そんな気にしなくていいんじゃない?」

球根さん、不満げに言います。

「そうかなぁ」

「エコキュートっねそんな音するの?」

わたス。

「することもあるんじゃない?」

寝ぼけてましたからね。

真剣に考えようにも

そりゃー無理です。

思いついたのがそれでした。

これ書いてて気が付きましたが、

見事なダジャレに

なってませんか?。

「キュキュー」という音は

「エコキュート」の音。

寝ぼけていてコレですよ。

自分の才能に驚きます(笑)。

 

で、球根さんはというと、

どうもそんな軽薄な

ダジャレた理由では

全く納得できなかったようです。

外に出ていって、

エコキュートの周りを

ウロウロしたり

怪音の出所を

調べているようでした。

わたスはというと、

そんな気配を感じながらも

再び夢の世界へと

旅立っていったのでした。

 

翌朝、原因分かったのかと

尋ねると、いいや、という

疲れた返事が返ってきました。

もしエコキュートの音だったら

近所迷惑になると思って

エコキュートの場所に行ったけど、

なんにも聞こえなかっそうで、

昨夜はあれから気になって

なかなか寢つけなかった、

と言ってました。

わたスが起きたときには

爆睡中でしたが・・。

まあ、よくある話です。

 

近所迷惑になるような音なら

耳を澄まさなくでも

聞こえるでしょうから、

「ソコまで気にすることも

なかったんじゃないの」

というと、

「そうなんだけどねえ」

 

ふと、足元を見ると

扇風機が昨夜と変わらず

首を振りながら

風を送っています。

で、ある一定の角度になると

「キュキュぅうう〜」。

 

これやん!

気が付かんか、フツー。

わたスもですが(笑)。

幽霊の正体見たり枯れ尾花

 

でわ、また。

最後までお読みいただき、

ありがとうごさいます。