平野啓一郎の「ある男」
に出てくる音楽に焦点を当てた
後編ですよぉ~。
小説も後半になると
出てくる曲の頻度が
下がってきますね。
マイルス・デイビス、ビル・エバンス
・カインド・オブ・ブルー
・ポートレイト・イン・ジャズ
曲名ではなくアルバム名ですよね。
マイルス・デイビス、ビル・エバンスの
それぞれを代表するアルバムです。
前述の同僚と会話のあと
1人宮崎へ出張したときの
回想シーンになるのですが、
そこでの夜のバーの場面で
出てきます。
マイルス・デイビスの
カインド・オブ・ブルーから
「ブルー・イン・グリーン」を。
(p116)
UFO
・Love to Love
マイケル・シェンカーの登場です。
今度は楽曲名が出てきますね。
少しずつ「彼」に近づいていくなか、
フェイスブックに関する描写の場面
に出てきます。
「Light Out」(1977)は、
彼らのアルバムのうち
アメリカで一番売れたでモノ
らしいです。
(p137)
富樫雅彦/菊地雅章
・All The Things You Are
作中ではこのタイトルと
「富樫雅彦と菊地雅章の美しいデュオ」
という言葉しか出てき来ませんが、
1991年のデュオアルバム
「Concerto」の1曲ですね。
日常の家庭内のストレスから
子どもに手をあげてしまった日の夜、
書斎で聴いた曲として出てきます。
「雅章」と書いて「まさぶみ」と
読むそうです。
「まさあき」と読んじゃいますね。
綺麗な曲です。
(p187)
ミシェル・ンデゲオチェロ
ミシェル・ンデゲオチェロ
(Meshell Ndegeocello)は、
アメリカのシンガーソングライターです。
ネオ・ソウルのさきがけ
と言われていますが
あらゆるジャンルの要素を
取り込んだ音楽で
有名ですね。
ニーナ・シモンの
トリビュート・アルバム
「A Dedication to Nina Simone」
でしか私は知りませんが、
このシーンでは何が
流れていたのでしょう。
場面とのマッチングは別にして
このアルバムからこれをどうぞ。
このあと、城戸は妻に
言いたかったことを
なんとか話し出します。
(p261)
まとめ
いかがでしたか?
こうしてみると、
意外とたくさんの楽曲に
出会えましたよね。
こういうのって、
普段、聴かないジャンルにも
手を出すことになるので
面白いと思います。
でわ、また。
p.s.
城戸の今後が気になりますよね。
最後までお読みいただき、
ありがとうごさいます。