「ジョージ・ディヴィヴィエ」(George Duvivie)なるミュージシャンをご存知でしょうか。
「ディヴィヴィエ」っていうと、おフランスな匂いがしますが、アメリカのベーシストですね。名ベーシストだと聞いておりますねえ。
ただ、彼はリーダー・アルバムを出していない(らしい)ので、名前こそ聞いたことがありますけれども、名指しでアルバムを探せなかったんですよね。
なので、聴いたことがないに等しい(と思っていた)人です。
参加しているアルバムを、といっても、サイド・メンバーの名前から探すのも大変ですしねえ。
今なら、そんなこともなく、ちょちょいですかね。
で、少し前に、「ソニー・クラーク・トリオ」(Sonny Clark Trio、1960年)というアルバムのベーシストが、ディヴィヴィエだということに気がつきました。
他にもないかと思っていたら、スタン・ゲッツの「リフレクションズ」(Reflections、1964年)のベースも「ディヴィヴィエ」でしたね。
なんだ、2枚もあるじゃあないか。
「リフレクションズ」は、ボブ・ディランの「風に吹かれて」(Blowin' In The Wind)が収録されているので、手元にあるんですが、まったく気が付かなかったですなあ。
私の場合は、一時期、プレーヤーにのせるのがおっくうになって、テープとかCDにおとして、そればっかり聴いてましたからね、何かない限り、ジャケットのクレジットとか見ないかったですもんね。
ま、そんなこんなで、ベースに意識を集中して聴き直したわけです。
「派手さはないけど、渋い存在感のある玄人好み」のベーシスト、という風に聞き及んでおりましたが・・・。
サスガに、シロートの私にはこの辺は、よくわからないところでありますなあ。
渋い存在感、わかるようになりたいもんです。
た・だ・ね・。
これらは、心地よいアルバムであることは、まちがいないですぞ。特にソニー・クラークは、トリオという編成が良いのではなかろうか。明るく跳ね回るクラークのピアノに負けていないベースとドラムという、イメージでしょうか?
5曲目の「Blues Blue」は、「ディヴィヴィエ」のベースをしっかりと聴くことができると思います。
「ラロ・シフリン」の曲が多いですね。ヘンリー・マンシーニの「シャレード」(Charade)なんぞは、良さげに思います。「風に吹かれて」も、もちろんですぞ。
でわ、また。