「師走」に入りましたねえ。
私はねえ、「先生も走り回るくらい忙しい月」ぐらいに思ってましたねえ。
自慢じゃないですが、長いことそう思ってましたよ。
でもねえ、よく考えると
先生って誰よ。
先生は年末以外は忙しくないのかよ。
など、突っ込まれると答えられませんね。
まあ、由来については諸説あってはっきりしないそうですね。
お坊さん(師)が仏事で忙しいからだとかいうのが一般的で、私なんかもそれをうのみにしてました。師=お坊さんという式も、はっきりしないですよね。確かに、お坊さんを大師とか老師とか呼びますけどね。そう呼ばれるのはとても偉いお坊さんですよね。違うんですかね。
師=御師という説もあるようですね。なんでも、「御祈祷師を略したもので、平安時代の頃から神社に所属する社僧を指すようになり、後に神社の参詣の世話をする神職も指すようになった」(wikipediaより)そうですね。神職なら年末年始は忙しいですかね。
この「師走」を当て字だとする説もありますねえ。だとすると、お坊さんでも先生でも何でもいいですが、忙しくて走り回るなんで説はダメじゃん、てなっちゃいますねえ。後付けの字面だけの解釈になってしまいますもんね。
旧暦の12月のことを「しわす」と読んでいたから、その音に字を当てたというんですよねえ。そうすると、「しわす」の意味が大事になりますね。
これもいろいろあって、「年が果てる」という意味の「年果つ(としはつ)」が変化したというものや、「四季の果てる月」という意味の「四極(しはつ)」が変化したというもの、「一年の最後になし終える」という意味の「為果つ(しはつ)」が変化したというもの、「農事が終わり、調貢の新穀を集め終わる月」という意味の「歛果(しねはつる)」が変化したものなどなどありますねえ。
日本書紀に「シハス」の記載があるといいますし、師が走る系の説は、説得力がないように思えてしましいますね。いくらこの時期に仏教が伝来したとされていてもねえ・・。
結局、わからんということですなあ。
あ、12月と言えば、ズバリ「December」ですねえ。雪の降る12月にどうぞ。
でわ、また。