エスペランサ・スポルディング(Esperanza Spalding)は、アメリカのジャズベーシストで、シンガーという肩書も持っています。
一応、ベーシストとなっているけれども、楽器はいろいろこなせるようで、多才なアーチストです。
知りたくもないでしょうけど
そんな彼女を、どうして知ることになったのか、その経緯を。
「スポルディング」って、検索すると、あの、スポーツ用品メーカー関連のサイトがずらーっと並びますよね。
シューズの情報が欲しくて、この検索結果を眺めていたのですが、何気に次へをクリックすると、エスペランサ・スポルディングという文字が目に入りました。「現代ジャズ・シーン最高の才媛が・・・」とかいうフレーズが続いています。ふーん。そういう人がいるんだ・・・というわけです。少し前のことです。
ちなみにシューズはこいつをクリック。 透湿防水だな。
現代ジャズ・シーンという言い方をされると、イメージ的に、現代音楽=難解、と同じ公式ができあがっていて、食わず嫌いというか、僕にはちょっとと思って、敬遠しがちなのですが、今回はベーシストっていうのが気になったのです。開拓精神てやつですか。聴いてみましたよ。
デビューアルバムは2006年の「Junjo」でトリオ形式ですが、本人がスキャットという形でヴォーカルも入れています。嫌いなモノではなかったです。
2枚目のアルバムは2008年の「Esperanza」、3枚目のアルバムが2010年の「Chamber Music Society」、4枚目が2012年の「Radio Music Society」、そして2016年には「Emily's D+Evolution」というアルバムをリリースして、絶賛活動中です。
これらは、いろんなジャンルの音楽が詰まっているっていうように感じて、面白いと思います。ジャズというよりは、ポップ、いやロックという感じですかねえ。フュージョンとも違う。ま、カテゴライズできないってことですかね。
ただ、残念ながら、まだ、聴き手のレベルが低いせいか(僕のことね。)、心地よいとまでは思えないのですよ。
でも、3枚目の「Chamber Music Society」は、ちょっと良い感じがする。
Chamberってのは、部屋とか室内とか言う意味らしい。直訳すると、室内楽協会ですね。バイオリンとかチェロとか入ってます。
雰囲気は、例えると(ちょっと違うかもしれませんが)「リターン・トゥ・フォーエヴァー」ぽいかなと。だいぶ違います?
弦楽器が入っているとこは、違いますね。
さて、その中では、 11曲目の「Short and Sweet」がかなり良いと思っています。導入部の弦楽器の響き、そしてそれに続くスキャット、これで異空間に連れて行かれてしまいます。そして、2分過ぎからのベース、3分過ぎからのピアノ・・・。
- アーティスト: ESPERANZA SPALDING
- 出版社/メーカー: HEADS
- 発売日: 2010/08/13
- メディア: CD
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スポーツ用品メーカーのような名前のベーシストが心地よいというお話でした。
でわ、また。