ハドウク・トリオ(Hadouk Trio)。
フランスのジャズ・トリオですね。
リーダーは、ディディエ・マレルブ(Didier Malherbe)という人。最初、どう読むのかさえわかりませんでした。
ディディエ、カタカナにすると、「おおっ、フランスっぽい」っていう感じします。サッカーの知識ある人だとそういう選手いましたから、すぐお分かりになるんでしょうけれどもねえ。
で、このマレルブっていう人は、なんでも屋さんで、フルート、サックスのほか、ドゥドゥクという楽器もこなすようです。ドゥドゥクについては日本語のウィキがないので、英語版のをとりあえず。写真が載っていますので、どんなモノかはわかるかと。
ま、見た感じ、縦笛ですね。あと、オーボエと同じようにダブルリードだっていうことです。
アルメニアという国の民族楽器で、演奏者としては、ジバン・ガスパリアン(Jivan Gasparyan)が有名です。その音は「世界で最も悲しい音色」と言われているとか。
余計なお世話かもしれませんが、言われた方はどう思っているだろうなと。それはそれで、困惑しないのかなと思わないでもないんですけれどね。
Youtubeにアップされているガスパリアンの曲を聞くと、メロディによるところも大きいんでしょうけど、確かに物悲しい音色です。
Jivan Gasparyan "Gladiator Theme", 65 Years on Stage - Live in Concert - 2011
そういう楽器も使うトリオと言うことですね。
最近は、クァルテットでアルバム出しているようですが、 今回はトリオの「Utopies」(2006年)などをお勧めしようかなあと。
リュート、ジャンベ、コンガ、カホン、ウォーターホーン、そしてドゥドゥク、まあ、いろんな楽器を使ってます。
1曲目の「Suave corridor」は、おしゃれな感じでなかなかいいですよ。
個人的には11曲目の「Parasol blanc 1」が好きなんですけどね。
ジャズというより、ワールドミュージックという感じもあります。この辺は、好き好きでしょうか。
機会があれば、お聴きになってください。ベースの強めなトコも、好みです。
「フランスから結構離れたアルメニアの民族楽器を使っているフランスのグループ」があって、そのアルバムは、なかなかワールドワイドに心地よいぞ、という話でした。
でわ、また。