この植物、
「シラー・カンパニュラータ」
という名前の多年草です。
球根植物です。
ウチの球根おばさんが
育てています。
これも、シラー・カンパニュラータです。
ウチの球根おばさんが
そういっています。
↑ がシラー・カンパニュラータだっていうのなら
これも、シラー・カンパニュラータでしょうか?
いつも歩く、
堤防に群生していました。
おそらくは、
地域の人の手によるものかと。
一番目の青いやつと
ピンク、白のものは、
どこか違う感じがします。
よくよく調べてみると
シラー・カンパニュラータには
「イングリッシュ・ブルーベル」、
「スパニッシュ・ブルーベル」の
2種類があるようでした。
そして、ウィキペディア(日本語版)の
「イングリッシュ・ブルーベル」の
項目を読むと、
「スパニッシュ・ブルーベル」
との交雑について
触れられています。
そこには、
英国では、外来種であるスパニッシュ・ブルーベル (Hyacinthoides hispanica) との大規模な交雑が広範囲に広がっている。おそらく他の場所においても同様であろう。この二つの種は遺伝的に近接しているため繁殖可能な雑種を作る。このためスパニッシュ・ブルーベルが持ち込まれた場所の周辺には交雑種の群落が形成され、より広い環境適応性を持つ交雑種はしばしば在来種を自生地から駆逐してしまう。
と書かれています。
そして、イングリッシュ・ブルーベルの
写真がこれです。
MichaelMaggs - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる 日本語版ウィキからの引用です。
フランス語版ウィキにあった
スパニッシュ・ブルーベルの写真がこちら。
CC BY-SA 3.0, Lien 仏語版ウィキからの引用です。
もう一度ウチの庭の
青い奴を見てみましょう。
スパニシュ・ブルーベルということで
イイみたいに思います。
では、ピンクのヤツは何でしょうか。
イングリッシュ・ブルーベルは
そうそう日本のお店には
並んでいないそうなんです。
ここで交雑種の特徴について
調べてみました。
こういったことについて
書かれているサイトは
ウィキ以外にも結構ありましたね。
・花茎が湾曲せず直立する(うつむいていることもある)。
・花が花茎の両側から釣り下がる。
・花がイングリッシュ・ブルーベルよりも広く開いてベル型。
・花弁の先が開いていてくるんと上を向いていない
・側面が平行な長いチューブ型ではない。
・葯が、少なくとも未熟なうちは、白やクリーム色ではなくて濃い青または薄い青。
・葉の幅がイングリッシュ・ブルーベルよりも広い。
・香りが弱い、あるいはあまり香りが良くない。
もう一度ピンクのヤツを
見てみましょう。
いや、微妙ですね。
微妙ですが、少なくとも
イングリッシュ・ブルーベル
ではないようです。
そして、背が低いことや
スパニシュ・ブルーベルより
葉っぱの幅が狭いなど、
イングリッシュ・ブルーベルに似た
特徴も見てとれますから
人工的なハイブリッド種
なのかもしれません。
↑ 青のシラー・カンパニュラータの葉っぱ。
ピンクのシラー・カンパニュラータの葉っぱ。
花だけ見ると同じようにも見えますね。
余談ですが、最初は
花の名前は「シラー」とだけしか
わからなくて、
それで検索しても
植物の記事は出てこなかったのですね。
表示されるのはブドウの品種の
「Syrah」の記事ばかりでした。
2ページ目には表示されましたけど(笑)。
そして、
イングリッシュ・ブルーベルと言えば
「キフツゲートコートガーデン」の
ブルーベルの森が聖地のようです。
こちらを覗いてみると、
雰囲気はわかるかもです。
「http://www.kiftsgate.co.uk/drive-and-bluebell-wood」
イングリッシュ・ブルーベル
欲しいな。
でわ、また。