日本カヌースプリント選手権大会が、先週の9月5日から石川県で開催されました。
大会期間中は、あいにくの天気で、運営も選手もなかなか大変だったようです。
昨日(10日)が最終日だったのですが、風が強く、岸辺の葭のなびき方からも、結構な強風だったのがわかります。
雨はまだしも、風は転覆の危険が増しますし、スタートラインに並ぶことさえままなりません。途中で、一時中断の決定を挟んで、結局、天候が回復せず、中止になりました。
ずいぶんと遠くから参加している選手もいるんですがねえ。残念ですけれども、安全第一とのことですので、仕方のないことです。
ちなみに、スプリント競技に使われる艇はこんな形なんです。参加された選手のものです。
細いでしょう?
なので、安定性も悪く、風や波の影響をもろに受けます。この形はカヤックといいます。
ダブルブレード(棒の両側にブレードがついている)のパドル(櫂)で漕ぎます。
これは、カナディアンという形の艇です。手漕ぎボートのように、上部がオープンになっています。シングルブレード(棒の片方にしかブレードがついていない)で漕ぎます。
片膝をついて漕ぎますので、カヤックより重心が高くなります。さらに安定性が悪くなります。
ほう、それで?
実はですね、私もカヌー、
持ってるんですよ。
こんなやつですね。
縦に撮ったものを横に載せてますので違和感がありますが、まあ、お許しください。
競技用と比べると、ずんぐりむっくりですが、どだい、比べること自体がナンセンスです。
アレは、選ばれし民のみが乗ることのできるシロモノです。シロートは、手を出してはならないモノなのです。(笑)
形でいうとカヤックですね。
幅が広くて、開口部が大きいです。
レジャー用で、競技用と比べたら格段の安定性があります。
Feelfreeの「Krumel I」というヤツですね。
重さは20kgぐらいあります。
競技用だと規定があって、12kg以上(1人乗りのカヤック、K-1というカテゴリ)とされていますので、ほぼ倍ですね。
同じ「Krumel」にも、2人乗りの「II」というのもありますが、こちらは30kgオーバーですね。
「I」でも、開口部が大きいので、乗り降りもしやすいですし、子どもとなら2人乗りできます。
こうした、上が囲われているタイプを「シット・インサイド」(Sit Inside)ともいいます。逆に囲われていないタイプは、「シット・オン」(Sit On)といいますね。
ここ、数年、乗っていませんけどね。
早朝に川や湖に行って、漕ぎ出してみなさいよ。あの爽快感、忘れられませんよ。
艇の上から見る朝日なんぞ、たまりません。
実に心地よい!
今は、シット・オンタイプの方が主流なんですかね。
水上デビューをお考えの方は、候補の一つにどうぞ。
私のと同じタイプは楽天にありましたね。
「カヌーって、いいですよお」 、そして、艇の上から見る朝日は実に心地よいですぞ、という話でした。
冒頭の日本カヌースプリント選手権大会の話はどこ行ったんじゃい。
はて?
でわ、また。