ミステリーローズという言葉を
耳にしたことはありますか?
ちゃんとした定義が
あるのかどうかは
知りませんけれども、
ある雑誌によれば
「開国前から国内に存在する品種」を
「ミステリーローズ」と
呼んでいるそうです。
また、西日本新聞の記事によると、
平戸市の武家屋敷や寺社の庭には、古くから他の植物に隠れるようにして咲くバラがある。中国から持ち込まれたとされるが、由来に謎が多いことからミステリーローズの名が付いた。
というようなことでした。
そのバラを見るためだけに
平戸に行ってみたいですね。
ああ、贅沢。
まあ、貧乏性なので
ついでにどこか観光をとか
考えそうで嫌ですけどね。
そういうことなので
ミステリーローズというためには、
「単に品種がわからない」
ってことだけでは
ダメなようですね。
けれども、あえて、
我が家にもミステリーローズはある
と言いたいのです。
まず、コイツですね。
毎年春になると
話題に出しているのですが、
元はバレリーナという
ハイブリッドムスク系統のバラです。
交配親は不明とされていますが、
房咲の特徴は日本原産の
「ノイバラ」のモノなんだそうですね。
ウィキペディアの「ノイバラ」の
項目にある写真を見てみるとこうです。
E-190 - E-190's file, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
いやはやなんとも。
もはや「ノイバラ」ですよ。
一昨年この「ノイバラ風バレリーナ」を
挿し木した2世に、花が咲いたのですが、
やはり花色は「白」一色でした。
そこはかとなく
蕾はピンクなんですけどね。
先祖返りっていう現象が
あるんだそうです。
新枝で元の親の性質が発現して
(枝変わりというやつですね。)、
それが拡がってしまうことも
あるんでしょうねえ。
まだ花色が残っていたときに
挿し木をした株は、
ちゃんとしたバレリーナの
色を出しています。
仕方がないですから、
この子を挿し木して
「ノイバラ風バレリーナ」に
置き換えるしかないですね。
ま、ミステリーでしょ。
さてもう一つのミステリーローズは、
これですね。
義母の家のバラを
挿し木したものですが、
コイツは由来がわからないのです。
こう書くとカッコいいですが、
実は品種がわからないだけなんです。
なので、先ほどのバレリーナとは、
少し筋が違いますね。
いつからあったのかは
知らないと義母は言っています。
義母の家のある地域は
宿場町だったそうですから、
可能性はゼロでは
ないかもですが、
そこまで古い家でも
ないらしいですからね。
My GARDEN No.77 京都・平戸のミステリーローズ-三多摩・三浦丘陵を旅する (マイガーデン) 2016年 2月号 [雑誌]
- 作者:(株)マルモ出版
- 発売日: 2015/12/16
- メディア: 雑誌
津和野にもあるっていう話ですね。
でわ、また。