「私の心はパパのもの」(My Heart Belongs to Daddy)という曲があります。
ジャズのスタンダードナンバーですよね。
前にこんなお話をしました。
ジャズのスタンダード・ナンバーと言われる曲ってのは、結構この手のものが多いですよね。
この曲も、1938年のミュージカル「リーブ・イット・トゥ・ミー」(Leave It to Me)で使われた曲ということです。任せといてみたいな意味のようです。
どんなストーリーなんでしょうねえ。英語版のウィキペディアに少し書いてありますね、駐ロシア大使に赴任したとかナンとか。私なんぞにはキチンと訳せませんけどね。
作曲は「コール・ポーター」(Cole Porter)です。
ミュージカルでは、ドリー・ウィンスロウ役の「メリー・マーチン」 (Mary Martin)が歌っていたとのこと。
1960年にマリリン・モンローが出演した映画「恋をしましょう」(Let's Make Love)で、彼女自身が歌っていたヴァージョンは結構有名なのではないかと思います。
パパはお父さんでなくてパトロンみたいなこと言ってません?
「He treats it so good」とか聞こえるし。そういう歌なのかどうかはわからないけれども・・・。
さてさて、私は、そんな昔のことは知らずにいまして、「ソフィー・ミルマン」(Sophie Milman)のデビュー・アルバム(Sophie Milman、2004年)で初めて聴きました。
ミルマンについては、こんなことを書いたことがあります 。
この時にも、 「My Heart Belongs to Daddy」も良いぞと書いてますね。
そうなんです。曲が良いのですよ。
なので、ここはヴォーカルの無いヴァージョンの「My Heart Belongs to Daddy」 をひとつ。
- アーティスト: ニューヨーク・トリオ,ビル・チャーラップ,ジェイ・レオンハート,ビル・スチュワート
- 出版社/メーカー: ヴィーナス・レコード
- 発売日: 2010/09/15
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なんかこう、落ち着いた雰囲気がありますよね。
そこがまた、心地よい。
イントロはベースからなんですね。そしてピアノがメロディを奏で始めます。
2分50秒ぐらいからのベース・ソロも低音好きにとっては、たまらないですね。
1分30秒ぐらいありますよ。
ニューヨーク・トリオも私の好きなグループで、以前に書いていました。
「私の心はパパのもの」ってのは、父親が大好きな娘の歌かと思っていたら、何か雲行きが怪しいぞ、でも、曲はとっても心地よいぞ、という話でした。
でわ、また。