「ゴンザロ・ルバルカーバ」(Gonzalo Rubalcaba)
結構、むずかしい名前だと思いませんか。でも、覚えにくいかというと、そうでもない気がします。
実は、キューバ出身のピアニスト。ずいぶん前になりますが、何かの音楽雑誌に、名前とCDが紹介されていて、気になっていた人です。
確か、CDのタイトルは「The Blessing」だったと思います。赤いジャケットのイメージが残っていました。
後で調べてみると、1991年発表されたもので、アメリカでリリースされた最初のスタジオ録音版だということでした。
当時でも、超絶技巧のピアニストとしてかなり有名だったようで、アメリカ進出とかいうことで雑誌に取り上げられたのかもしれません。
弾きすぎるという、評価もあったらしいですね。どういう状態を言うのかちょっと、私には想像がつきませんが。
で、この人と、あの有名な「チャーリー・ヘイデン」(Charie Haden)の東京でのライブが、CDで出ていました。
今ほどのようないきさつで、聞いたことある名前だな、という事で聴いてみたのですが、
いやあ、これは、いいっすよお。
実に、心地よいです。
ゆったりと聴けますね。
最近のゴンザロのアルバムは、昔と比べて先程の「弾きすぎる」事を抑えた、しっとりとしたプレイスタイルになっているとのことでした。
なーるほど。
なにが?
いや、何となく。
2曲目の「My Love And I」、なんて素敵なんでしょう。
と、私は思うんです。
私の「キューバ」のイメージってこんな感じでした。
サルサ音楽 10 (2013 キューバ) - YouTube
彼の1987年の「Mi Gran Pasion」なんて、まさにこんな感じですけどね。
Mi gran pasión by Gonzalo Rubalcaba - YouTube
なので、
「キューバって感じじゃないよね、ゴンザロ・ルバルカーバ」の雰囲気はね。そして、それどころか、とても心地よいですぞ、という話でした。
いや、決してキューバの曲が心地よくないと言ってるわけではありませんよ。
でわ、また。