「Never Let Me Go」
訳すと
「私を離さないで」
らしいです。
ジャズのスタンダードですね。
オリジナルは
1956年のアメリカ映画
「Scarlet Hour」で
使われているもののようです。
映画で歌っていたのは
「Nat King cole」。
この映画、日本では
未公開だったそうですが、
監督は「カサブランカ」を
撮ったマイケル・カーチスです。
私は見たことがないのですが、
見てみたい気もしますね。
では、その「Nat King cole」の
歌声をどうぞ。
私がこの曲を知ったのは、
ビル・エバンス
(Bill Evans)の
アローン(alone、1968年)
に収録されている
曲を聴いてでした。
聴いてみますか?
これは、いいでしょう?
14分という長さを感じさせない
仕上がりになっていますよね。
エバンスらしい繊細さを感じます。
え、エバンスらしい繊細さって
なになのさって?
どう表現していいのか
わからないので、
知ってる言葉を書いただけです。
他にはというと、
私が知っているのでは
キース・ジャレットの演奏があります。
これもいいでしょう?
もっとも、私が聴いたのは
「Standards, Vol. 2」に収録の
ヴァージョンなんですけどね。
この「Never Let Me Go」という言葉は
創作意欲が湧いてくる効果が
あるのでしょうか、
同名のものが映画や小説などでも
結構ありますね。
たとえば、テナーサックスの
スタンリー・タレンタイン。
「Never Let Me Go」という
アルバムがあります。
もちろん、同名タイトルの曲も
収録されています。
こちらは、先ほどの曲とは
別の曲のようですね。
イントロから押しの強い
オルガンが鳴り響きますが
これは、当時、
タレンタインの奥さんだった
オルガニストの
シャーリー・スコット
の演奏ですね。
この曲のヴォーカル・ヴァージョンも
良いですね。
アレサ・フランクリンなどどうでしょう。
聴かせてくれますねえ。
小説にもありますね。
ノーベル賞もらってから
随分と有名になった気もしますが
「カズオ・イシグロ」の
「Never Let Me Go」
がありますね。
読んだことはないですけど、
SFのハヤカワから出てるってことで、
違和感があったのですが
epi文庫というのは、
海外小説文学を扱う
サブレーベルらしいですね。
知りませんでした。
色眼鏡で見すぎでしたね。
でわ、また。