10月31日から
11月1日にかけて
北アルプスの麓を
うろちょろしてまいりました。
具体的にいうと、
立山黒部アルペンルートの①美女平、
②称名滝、そして③黒部峡谷を
訪れてきたのです。
3回目の今回は、②称名滝の
番外編です(笑)。
今回の目玉は、下図の
グネグネっとした登山道です。
さて、称名滝を後にした私たちは
下流の飛龍橋に向かいました。
向かうというか、
帰り道なんですけどね。
否でも通りがかるわけですな。
橋のたもとには
こういう説明版(部分)が
あったわけですよ。
午前中に歩いた場所は
この地図でいえば②です。
先ほどまでいたのが④。
なるほど、なるほど。
で、せっかくだから
登山口でも覗いてこようか
橋を渡ることにしました。
渡りきると正面に
地も読めない石碑が建っております。
読めないからスルーしました。
その隣にはこのような説明版が。
先ほどの地図とは上下が逆ですが
位置関係はわかりますよね。
左下の縮尺と「現在地」と
①と番号の振られたピクトグラムが
私たちを刺激したんですよ。
どう見たって、①までは
500m無いですよね。
あっても300mが
いいとこじゃない?
と思っちゃったわけです。
「いってみるか。」
もちろん、こういう文章も
ちゃんと理解した上での
判断ですよ。
そう遠くないならと、
そこまで行ってみることにしました。
お土産はこの景色ですね。
でも、登山口に行くと
行かせたいのか、
行かせたくないのか
分からないような
看板が出ているんですよね。
これは分かりますよ。
これですね。
意を決して登ろうとしてるのにな。
ヘルメットは持ってきてないぞ。
自己責任ということですな。
で、不安を抱えながら
歩き始めました。
ま、確かにこういう道ですからね。
これはまだ良い方ですね。
結構、荒れたところもありました。
で、いけどもいけども、
滝が見えてきません。
随分歩いたぞ、と
思った頃にこういう看板を
見つけてしまったのです。
おいおい!そりゃーねーだろ!
橋から260mは、おいといても
展望地まで1,260mって
どういうことよ!
アノ縮尺は何だったんだ~!
人間てこういう時は、
都合のいい解釈をするんですよね。
ここでいう展望地は
さっきの地図の
「第2展望台」のことに違いない、
だから、第1展望台はすぐソコさ!
もうすぐこの道は
滝の方向へ曲がって、
反対側の斜面に出るはず・・。
そう言い聞かせて登り続けました。
相方はもう、戦意喪失状態です。
もう、諦めようかと思い始めた頃、
突然、藪が切れて
滝が見ました。
この場所が麓でみた第1展望台なのか
どうかは分かりませんけど。
設備は何もないので違うかもです。
こういう ↓ 看板があったので
これだけ見ると、距離的には
かなり歩いたことになるんですよ。
嘘っぽいけど。
最初の看板に、弘法まで
4.2kmとありましたが、
ココでは弘法まで
2.0kmとなっています。
でも2.2kmも歩いてませんて。
歩いた本人が言うんだから
間違いないっしょ(笑)。
ちなみに、最初の称名滝展望台は
標高1,060mでした。
ここの第1展望台は
1,270mとなっています。
滝の写真を比べてみましょう。
左が称名滝展望台、
右が(自称)第1展望台。
横の角度も違うので
一概には言えませんが
滝の入口は右の方が
奥まで見えているような
感じがします。
少なくとも標高は
高いのじゃないかな~と。
これ以上の山登りは諦め、
下りることにしました。
すぐに、私たちを追い越していった、
若い人が上から下りてきました。
彼に、あの先に
展望台があったか訪ねてみると
アソコ(滝が見えた場所)から少し行くと
ものすごく急な道になっていて、
それ以上行くのを諦めました。
と話してくれました。
うむうむ。
アレが第一展望台だったとしよう。
誰も怒るまいて(笑)。
家に帰りついてから、
ネットで調べてみると
この先の方、距離にして
登山口から980m、
標高差230mのところに
ちゃんと第一展望台が
あるそうなんですよ。
ベンチも看板もあるらしい。
もう一頑張りだったか。
ちなみに、我々がひいこら
たどり着いたのは、
その140mも下でした。
おそらく、若い方が諦めた
その急坂を登ったところが
展望台だったのでしょう。
国土地理院の地形図で
確認してみました。
おそらく私たちが
辿り着いたのは①あたり。
展望台は実際に登った人の
情報によると②のあたり。
どちらも東(地図の右側)に
張り出していますから、
滝は見える場所ですね。
下にあった看板の
展望台のピクトグラムは
①の辺りに描かれていましたよ。
むーん。💦
降りてる途中で
登ってくる女性二人組に
出会いました。
私らぐらいの
年齢の方々です。
彼女らも、
どこまで行けば展望台あるんですか?
と尋ねてこられたので、
きっぱりと、
展望台かどうかわかりませんが
もう少し行くと滝が見えるところに
出ます!
と伝えました。
女性たちは
「じゃあ、もう少しがんばろっか!」
と登って行かれました。
展望台があったと言わなくて
よかったです。
もう少し看板欲しいよなあ。
でも、これは楽しい体験でしたね。
寄り道はしないといけませんな。
次回は黒部峡谷です。
でわ、また。
最後までお読みいただき、
ありがとうごさいます。