ダニエルソンの話から、さらに、共演者つながりで。
「パソドブレ」(Pasodoble、2007年)というアルバムで、ラース・ダニエルソンと素敵なデュオを披露しているピアニストの話です。
レシェック・モジジェル(Leszek Możdżer)は、1971年生れポーランドのジャズ・ピアニスト。北欧系の人の名前って日本語にしにくいですね。読めないし。
映画「ネバーランド」や「HACHI 約束の犬」の音楽を担当したヤン・A.P.カチュマレクという人がいます。この人がポーランドの出身ということもあるのか、これらの映画のサウンドトラックに、レシェックが参加しています。
特に「HACHI~」は、ピアノがメインの音楽になっていますので、存分に彼のプレイを聴けます。シーンごとに流れるメロディーが印象的で、サントラを聴いていると、目頭が熱くなります。
参考までに。
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で、「パソドブレ」ですが、社交ダンスの種目として有名ですので、聞いたことがあるという人はいると思います。ウィキペディアによると、
スペインの闘牛とフラメンコをイメージしたダンス。 競技ダンスではラテンダンスに分類される。 社交ダンスでは、一般的にリーダー(男性)はマタドール(闘牛士)、パートナー(女性)はカポーテ(闘牛に使われる赤いケープ)と、時には闘牛をイメージして踊られる。
と解説されていました。
また、英語版のWikipediaには、
Pasodoble (Spanish: double-step) is a dance with a binary rhythm and moderated movement, probably based on typical Spanish dances of the 16th century.
とかとあるので、2拍子の音楽的な意味合いもあるのかもしれませんね。
ピアノとベースのデュオなので、どちらの「音」も存分に聴くことができます。私みたいな低音好きのピアノ好きにはぴったりでした。
そして、タイトル曲は情熱的な闘牛をイメージさせる仕上がりになっています。
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レシェックといい、ラースといい、北欧のアーティストは私の感性にぴったりだと思うようになりました。
共演者つながりで、また、新たな開拓をしてみようと思っています。
「ベースとピアノの社交ダンス」のようなアルバムの「Pasodoble」という曲が心地よいぞという話でした。
でわ、また。