「エディ・ヒギンズ」(Eddie Higgins)は、アメリカのジャズ・ピアニストです。
以前にも取り上げたことがありますね。
これです。
ま、日本人好みの雰囲気を持つ演奏だと思いますよ、ということなんです。
今回はね、アルバム「黒と白の肖像」(Portrait In Black And White、1996年)について少しお話したいと思います。
収録曲は、以下の11曲。
01 Lullaby Of The Leaves
02 Danny Boy
03 What Is This Thing Called Love
04 Liebeslied
05 Retrato Em Branco E Preto
06 Siciliano
07 Just In Time
08 Pavane
09 The Dolphin
10 Dance Only With Me
11 Vocalise
4曲目は、あの大ヴァイオリニスト、クライスラーの「愛の悲しみ」として知られている曲です。6曲目はバッハ、8曲目はフォーレ、11曲目はラフマニノフと、クラシックの名曲がズラリと並んでいます。
どれも耳にしたことがあると思います。
特にクライスラーは有名ですよね。
ヒギンズはこれをもっと哀愁の漂う、心にしみ込むような感じに仕上げています。
フォーレの「Pavane」も良く演奏されてる曲ですが、ピアノの隙間に入るようなベースの響きが何ともいえません。実に心地よい。
5曲目と9曲目は、アントニオ・カルロス・ジョビンの曲です。
ちなみに「Retrato Em Branco E Preto」はスペイン語でアルバムタイトルの「Portrait In Black And White」という意味です。
これも名曲だと思いますねえ。
ジョアン・ジルベルトも歌っています。
「モノクロームの肖像というだけで、ノスタルジックに心地よい」モノを想像してしまうんだが、ヒギンズのアルバム「黒と白の肖像」は、そのとおりですぞ、という話でした。
でわ、また。