アランフェス協奏曲。
1939年に「ホアキン・ロドリーゴ」が作曲したギター協奏曲です。
三つの楽章で構成されていますが、もっとも有名なのが第二楽章ですね。
前にもこの曲に絡んだ話をしてますね。
ジャズの世界では、あのマイルス・デイビスの「スケッチ・オブ・スペイン」(1959年)に収録のヴァージョンは、特に有名ですね。
私はというと、ジム・ホールがCTIから出しているヴァージョンなんか涙が出るほど好きですよ。
これも、前に書きましたか。
じじいは同じことを繰り返すもんですよ。
で、これをですね、元にして作られた楽曲というものがありましてね。
そう、今回は「チック・コリア」でいってみましょう!
「 ライト・アズ・ア・フェザー」(Light As A Feather、1973年)なるアルバムがあります。リターン・トゥ・フォーエヴァー名義のアルバムですね。6曲収録のこのアルバムのラストに「スペイン」という曲が入っています。これがそうですね。
聴いてみましょう。
いかがですか?
いいでしょう?
この曲、いろいろとカヴァーもされていますし、彼自身、いろんなアルバムに収録してますね。
例えば、マンハッタン・トランスファー(The Manhattan Transfer)の「The Chick Corea Songbook」(2009年)の3曲目、前にも紹介した島袋寛子の「Coco d'Or」(2004年)の12曲目にヴォーカル入りで収録されています。

- アーティスト: Coco d’Or
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コリア自身のものでは、「Akoustic Band」(1989年)の10曲目、「Super Trio」(2006年)の7曲目などですか。
そして極めつけは、彼と上原ひろみの二枚組アルバムの「Duet」(2008年)です。このアルバムのモノはタイトルが「Concierto de Aranjuez - Spain」になっていますね。
ピアノの「デュエット」、ライブの盛り上がりと相まって、聴きごたえあります。
「チック・コリアのアランフェス、素敵だ」と思いますし、ヴァージョン違いはそれぞれ特徴があって、どれを聴いても心地よいぞ、という話でした。
でわ、また。