もう1年近く前になりますか、「Ketil Bjornstad」というピアニストのアルバムがイイんですよ、いう話をしました。
しつこいようですが、この「フローティング」というアルバム、実に良いですよ。
で、本当は「Night Song」というアルバムを聴きたかったのだけれど云々と書いてますね。
今、私の手元にソイツがあります。
へっへっへ。
というほどのことでもないんですけどね。
ケティル・ビヨルンスタとスウェーデン出身のチェリスト、スヴァンテ・ヘンリソン(Svante Henryson)のデュオによるアルバムですね。
スヴァンテ・ヘンリソン、なかなか器用な人のようです。
このアルバムは、ジャズというよりはBGM、あるいはアンビエント的な要素が強い感じがします。クラシックとも違う雰囲気は、
やはり、北欧独特のモノのような気がしますね。
ゆったりと、そして淡々と音が流れていきます。きれいでいて、透明感のある、哀愁の漂うメロディが実に心地よいのです。
おそらく、ピアノとチェロのバランスが絶妙なんでしょう。お互いが、時にフロントに、時にバックにまわりながら、寄り添いあうように奏でられるメロディは、安心して聴くことができます。
全16曲で、3、5、9、15曲目がヘンリソンの作曲で他は全部ケティル・ビヨルンスタの作曲です。
が、聴いていて明快な違いというモノが、私には見つけられません。
(10曲目の「Serene」、11曲目の「The Other」は、ケティルっぽいなという感覚はありましたけどね。)
私の聴き手としての技量の問題なのかもしれませんが、逆に、そういったところが、このアルバムを私にとって心地よくさせているのだと思います。
変な言い方かもしれませんが、いろんなシチュエーションで聴けるアルバムだと思いますし、これからの季節には、ちょうど良いアルバムですね。
- アーティスト: Ketil Bjornstad & Henryson
- 出版社/メーカー: Ecm Records
- 発売日: 2011/03/29
- メディア: CD
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ドのトラックもイイんですが、しいていえば先ほどの「The Other」などは、是非、聴いてといいたいです。
ジャケットもECMらしいと思います。
でわ、また。