まずは聴いてちょうだい。
いきなり、聴いていただきましたが
この曲は、
ブランフォード・マルサリス
(Branford Marsalis)
という人の
「The Ruby and the Pearl」
というヤツでした。
好きな人には
心地の良い曲だったのでは
ないでしょうか。
ソプラノ・サックスの奏でる
メロデイにギュッと
ハートを鷲掴みですね。
中盤(2分40秒あたり)からの
ピアノ・ソロが
また、いいですよねえ。
そして終盤、6分40秒辺りからの
サックスの盛り上がりが
最高でヤンス。
「エターナル」(Eternal、2004年)
という彼の「名盤」とされている
アルバムに収録されています。
ちまたで「名盤」と
言われているモノの中には
聴いてはみたものの
あわねーな
というモノも結構多いのですが
こいつは、なるほどね、
と思いました。
ブランフォード・マルサリスというと
ツウの間では「小難しいジャズ」をやる
と思われているようなんですが
お聴きになった通り、
哀愁漂う、印象に残る
音だったかと思います。
このアルバムのどこが良いのか
というと、やはり聴きやすい、
ということでしょうか。
また、聴かせる曲が多い
ということですかね。
つまり、聴き手
(もちろんわたス)
の感性に、
わかりやすく訴えてくる
というところだと思います。
バラード集ってのもいいですよね。
そして、一曲一曲が、
長めです。
タイトル曲なんかは、
17分にもなります。
ただ、いつまでも聴いていたい
と思う曲が長いのは
一向に気になりませんからね。
問題ないです。
メンバーは、
ブランフォード・マルサリス
(Branford Marsalis)(Ts、Ss)
ジョーイ・カルデラッツォ
(Joey Calderazzo)(P)
エリック・レヴィス
Eric Revis(B)
ジェフ・”テイン”・ワッツ
Jeff "Tain" Watts(Ds)
なじみのない名前が並んでるなと
思う方が多いかもしれませんが
それでも、「マルサリス」を
耳にした方は、少なくはない
と思うんですよね。
私も、マルサリスと
カルデラッツオ以外は
なじみがないです。
マルサリスは
兄弟がたくさんいて、
みんな音楽をやっているんです。
長男がこのブランフォード、
次男がトランペッターのウィントン、
三男がトロンボーンのデルフィーヨ、
四男がドラムのジェイソン。
とくに、ウィントンは有名です。
もっとも、村上春樹さんは
彼らを嫌いみたいですけど・・。
聴いていて退屈だなどと
仰っていたりして。
彼(村上)によると
喧嘩を売ってきたのは
ブランフォードの方らしいですが。
あ、今はアルバムの方の話でした。
収録曲は以下の7曲。
1. The Ruby And The Pearl
2. Reika's Loss
3. Gloomy Sunday
4. The Lonely Swan
5. Dinner For One Please, James
6. Muldoon
7. Eternal
日本盤にはボーナストラックとして
「8. Body And Soul」が
収録されています。
この中から、
もう一曲、いきましょう。
12分越えです。
サスペンス映画を思わせる曲でしたね。
そうは思いませんでしたか?
テナーの音の方が、
ソプラノより漂う哀愁が
濃い気がしますね。
そして、終わり方が、
演歌っぽいですね。
いや、ここでは
ドラマティック
としておきましょうか。
最後にアルバムの
しんがりを務める
「Eternal」をどうぞ。
こいつは、これまでの曲と違って
少ししんどいかもしれません。
長いですからね。
BGMで流すなら
問題ないかと思いますけど。
でわ、また。