私、SFって好きなんです。
かつては、SFマガジンとかね、
良く読んでましたけどね。
最近は、あまり読まなく
なってましたね。
というか、本自体を
読まなくなっていた気がします。
どうしてでしょうかね。
ウォーキングとかブログとかで
夜が忙しいからでしょうかね。
そんなもん、自分の
都合だけだろうがよって?
いかにも!
まあ、そう言いながらも、
ここ一月の間に
何冊か読み始めたのですよ。
そうしたら、次から次へと
読みたくなりましてね。
え、どんなのって?
うれしいですね。
聞いてくれます?
自分で進めてるんだから
聞いてくれます?も
ないんですけどね。
相当卑怯な話です(笑)。
まず、手をつけたのが
「ダールグレン」ですね。
2012年星雲賞の海外長編部門に
ノミネートされた作品なんです。
しまったと思いましたね。
サミュエル・R・ディレイニー
という人の本だったのですが
私にとっては
すごく読みにくい本で
内容もちっとも頭に
入ってきませんでした。
しかも、上下2巻ときたもんだ。
そもそも、この人って
Google Booksによれば、
言語とリズム、そして構成にこだわり抜いたスタイルを特徴とし、流麗な文体で美しい光景と深い哲学的思索を描き出す、SF作家でも屈指の存在。
なんだそうで、原語で読むべき類の
小説だったんですかねえ。
あ、翻訳者が悪いなどというつもりは
まったくないですよ。
ただ、私は読んではいけない
本だったと反省しています。
アメリカで出版されたのが1975年、
日本語版がでたのが2011年。
なるほど・・・ということなのかなあ。
レビューなんぞには、
都市ベローナに何が起きたのか。多くの人々が逃げ出し、廃墟となった世界を跋扈する異形の集団。二つの月・・・
天才ディレイニーの代表作にしてアメリカSF最大の問題作。
なんて書いてあったんですよ。
面白そうだと思うじゃないですか。
もう少し小説を読みこなした後に
読むと、面白く感じたかもですね。
はやまりましたよ。
次に読んだのが
「ヴィジョンズ」。
SF短編集ですね。
長い辛いのを読んだ後だったので、
さくっと飛び付きました。
宮部みゆき「星に願いを」、
飛浩隆「海の指」、
木城ゆきと「霧界」、
宮内悠介「アニマとエーファ」、
円城塔「リアルタイムラジオ」、
神林長平「あなたがわからない」、
長谷敏司「震える犬」
の7本。
大森望編集というのもありましたし、
神林長平とか宮部みゆき、飛浩隆
という名前にも、安心感がありました。
面白かったですね。
読みやすいですし、
短編なので展開もはやいですし。
飛浩隆「海の指」なんか
特に印象に残りました。
順番が大事だというのが、
今さらにわかりました。
ディレイニーは、
リハビリの後でないと
ダメだったのですね。
こうなってくると、もう少し
長いモノが読みたくなりますね。
なので、次に読んだのは
「ウルトラマンF」。
2017年星雲賞(日本長編部門)
受賞作品ですね。
正直、「小林泰三」という
作家は知らなかったのですが、
(ずいぶんと遠ざかっていましたから)
面白かったですね。
私、ウルトラマンは好きですので
なんなんですけど、
ウルトラマンの知識があると
余計面白いですね。
早田、井手、嵐、富士、
懐かしい名前が出てきます。
ゴモラやゼットンなど
遠い昔の記憶が
バッチリ甦りました。
そして、次に読んだのが
「三体」です。
これね、図書館の司書さんから
聞いたのです、
なんかすごい人気がらしいですよと。
その人は読んでないと仰ってましたが、
私は興味を持ちましたね。
なんと、中国のSFですね。
2008年に本国で発売されるや
国内では大変な評判に
なったそうです。
その後、2015年には英訳された
本書がヒューゴー賞を受賞し、
また、オバマ前大統領が在職中に
この本について語った記事が
NYタイムズに掲載されると、
全米で話題になったとも
書かれていましたね。
にもかかわらず
日本語版がでたのは2019年7月。
このタイムラグはなんなんでしょう。
しかし、本当に面白かったです。
最初の、文化大革命のくだりは
取っつきにくい印象もありましたが、
あとは、一気に読んでしまいました。
これは、三部作の第一部なんだそうです。
ちなみに第二部の「黒暗森林」は、
2020年の6月に発刊されたばかりです。
ええ、もちろん今、
読んでますよ。
上下2巻というのも
気ににならないですね。
第三部はいつ頃になるんでしょうね。
でわ、また。