「Tin Tin Deo」
なんと読んだらいいのか、初めて目にしたときは、正直悩みましたね。
いや、悩んだと言うと、語弊がありますね。
声に出しで読むのが、はばかれたというか、そういうことです。
何考えてんだよって?
いやあ、とくに特別なことは。
ちょっと、調べると「ルシアーノ・チャノ・ポソ」とか「ディジー・ガレスピー」の名前が出てきます。
彼らの共作とのことですね。
で、どうも「Tin Tin」というのは、擬音のようですね。打楽器を叩く音だとか。
ポソが、譜面を読めないので、彼が口ずさんだリズムや演奏を、ガレスピーが譜面に落としたとか、そのような感じだったようです。
元ネタは、これですね。↓
ジャズの名曲「tin tin deo」の意味を教えてください。 - 作曲者... - Yahoo!知恵袋
ポソはキューバのコンガ奏者だったといいます。
私のキューバの音楽のイメージは、明るいラテン音楽なんですよね。どこかで、書いたような気がするな。
ああ、これですね。
「Tin Tin Deo」も、ちょっと違いますね。
哀愁が漂ってますよね。
ソコがいいと思うんですね、私は。
そういう観点で聴くと、あまたのアーティストが、この曲を演っていますけど、「アート・ペッパー」(Art Pepper)なんぞのヴァージョンはいかがでしょう。
「Art Pepper Meets The Rhythm Section」(1957年)の7曲目に収録されています。
サックスの音が柔らかくて、耳に優しいと思います。
3分50秒あたりからのベース・ソロも聴きごたえがあるのではないかなと。
Art Pepper Meets The Rhythm Section
- アーティスト: Art Pepper
- 出版社/メーカー: Ojc
- 発売日: 1988/12/01
- メディア: CD
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リズムがちょっとほかのと違うよねっていう「デビット・サンボーン」(David Sanborn)の「Closer」(2005年)収録のやつもイイと思います。いかにも、フュージョンという感じが、さすがかなと。
いずれにしても、譜面読めなくても、心地よい曲を作ったりできるんですよね、という話でした。
でわ、また。