フェルメールの東京展に行ってきました。
少し前にはしゃいでたアレです。
結局、東京展と大阪展で展示内容が違うというアナウンスがありましたね。
東京のみ展示の作品と、大阪のみ展示の作品ががあって、東京はさらに、前期と後期でも展示作品に変更があるのです。しかも、入場時間帯指定というおまけ付きでした。
恐るべし東京。
「ワイングラス」、「赤い帽子の娘」、「取り持ち女」が日本初公開なのですが、東京展では、「赤い帽子の娘」は12月20まで、「取り持ち女」は1月9日からとなっています。
一方で、大阪展ではこの3点のうち「取り持ち女」だけが展示されます。ただ、東京展では展示のない「恋文」が展示されます。といっても、大阪での総展示数は6点だけというハンディ付き?になっています。
なにやら商売上の作為を感じずにはいられませんなあ、とか思っているウチに、上野の森美術館に辿り着きました。
朝イチの時間帯に行ったのですがね(といっても9時30分からなのですが)、いやー、朝から、ぎょーさん、並んでますがな。
時間帯指定でこの有り様ですか。
恐るべし東京。
というか、私のように田舎から出てくる人間も相当いるんでしょうなあ。
で、待つこと暫し(30分ちょいですか。思ったより早かったですね。)、入り口近くに到達。
音声ガイドは、無料ということで、イヤホンを耳に装着して、いざ、展示室へ。
いやー、中も外と一緒で、人で溢れておりもうした。
なので、静かなはずの美術館内には、スタッフの「中央は、通路としてお空けくださーい。」とか「立ち止まらずに少しずつ前にお進みくださーい。」とかいうアナウンスが結構な頻度で響いておりました。
どちらも大変ですよね。
皆さん、説明聞きながらじっくりみたいでしょうしねえ。
で、初来日の「赤い帽子の娘」は、随分と小さい絵でしたが、私的には、かなり印象に残りました。
また、「ワイングラス」は、音声ガイドで「寓意」の説明があって、より一層インパクトがありましたね。
展覧会的には「牛乳を注ぐ女」がメインのようなセッティングのように感じましたが、実際のところはどうだったんでしょうねえ。
ソコは一段と人だかりができては、いました。
(残念ながら、これは在庫無しで売ってなかったんですよ。)
あと「マルタとマリアの家のキリスト」が結構な大きさで、それだけでもインパクトがありましたよ。
人で一杯ではありましたけど、石原さとみの音声ガイドは耳に心地よく、絵もあれだけの数を1度に見ることができたということで、十分満足できました。
更には、寓意の込められた絵というのは、当時の道徳観や指し示す意味を知っていると、面白さが倍増します。
そういう意味でも、音声ガイドは、良かったですね。
そうそう、冒頭の写真で「9/35」とあったでしょう。あれは、本物とされている35作品の内、9作品がありますよ、ということなんですが、スーベニア・ショップには、「8/35」とディスプレイされたものが販売されていました。作成した後で、一作品(取り持ち女)の来日が決定したっていうことなんですかね。
一人で面白がってました。
でわ、また。