「ろうけつ染め」という
染色方法があるんですね。
「蝋纈」、「蝋結」とも書きます。
「纈」はくくり染めとか絞り染め
という意味があるそうです。
簡単にいえば、蝋で防染して、
模様を作る染色の方法です。
蝋をおいたところには
色がのらないというのは、
膜のあるところは色がのらない
シルクスクリーンのイメージが、
近いでしょうか。
蝋にヒビを入れることで
他の手法では出せない模様を
作ることができます。
私ゃあよくわからんのですが、
そのことが、ろうけつ染めの
特徴と言えるのだそうですよ。
こーんな模様になるんだそうですね。
というか、なるんですよ。
いきなりなんですの?
という声が・・・。
いつものことじゃあないですか。
唐突なのは。
実は、私のすぐ近くにいる人が、
もう何年もやっているのに
なかなかうまくいかないと、
ぼやいておるのですなあ。
染めの色もそうですが、
デザインといいますか、
その辺りが、難しいんでしょう。
基本的には、蝋による
書き込みなども、
なかなかムズい気がします。
線が太かったり細かったり、
垂れたりとかね。
拡大してありますが、
どうしても、こうなりがちです。
たとえ、下絵が上手にできても、
下絵どおりには、なかなか蝋をおけない、
うまくおけても、思った色がでない。
出来上がっても、思い描いたイメージと
まったく違ったりとかね。
細かいところは
「ハンコ」を押すという
手もあるそうなんですが、
「手書き」でなけにゃあ
いかんのだそうです。
奥が深いようです。
その近くにいる人の
作品のなかで
私がもっとも
気に入っているのが
これですね。
あり得ない足の付き方も
デザインとして見れば、
バランスがとれて
かえって良いような
気さえしてきます。
アジアンテイストで、
なかなか面白いと
思うのです。
これのシリーズもので、
習熟しては
どうやねんな、と
言うておるんですが、
なかなか首を縦に
振りよらんのです。
いろいろとこだわりも
あるようですなあ。
趣味のことなので、
あまり口出しは
できませんしね。
材料費も嵩むようですよ。
わざわざ、京都の下京区まで、
いろいろ買いに行くんですよ。
遊びに行った「ついでに」
ではありますけどね。
趣味の道は、
細く長いですねえ。
でわ、また。