米澤穂信サンの
「本と鍵の季節」
という本を読みました。
高校生二人による学園推理モノ
といった内容でしたかね。
短編六本ということで、
手軽に読めたのが良かったです。
学校図書館を舞台にしているので
それとなく本のタイトルなども
出て来るのですが、
中には知っている本の
タイトルなどもあって
なぜか嬉しくなりました。
たとえば、冒頭の「913」に
出て来る「ハイペリオン」などは、
私も持っていたりするので
妙に親近感がわいちゃいました。
これですね。
上下巻に分かれたモノもありますが、
これは、一冊なんだけど
二段組で、字も小さく
今となっては読みづらいんです。
が、表紙が「生賴範義」サンなので、
私の蔵書とするには
これでないとダメだったんです。
好きなわけなんですよ。
本の話に戻りますが、
イマドキの高校生が皆さん、
この作品の主人公みたいなのかは、
知る由もありませんけど
いろんなことを知っているんですよね。
行き付けの喫茶店で、
マスターがかけたBGMを聞いて
即座に「インク・スポッツか」
と呟くシーンがあるんですけどね。
いやいやいや。
渋すぎるでしょ。
図書委員なので
本に関する知識が豊富なのは
分かる気もしますが、
音楽に興味がある設定でもないのに
ソコ、言わせる?みたいな
違和感はありました(笑)。
でも、面白く読み終えました。
こんな本も登場してました。
乱歩も結構読んだ気がするけど
これは読んだことないので、
今度、読んでみようと思っています。
でわ、また。
最後までお読みいただき、
ありがとうごさいます。