クリスマスローズの
子どもたちの話です。
雪の下で凍させられたり、
鉢を割られたりと
(割ったのはオイラだよ、たぶん)
彼らにとっては散々な目に
あわされた冬でした。
雪どけ後の様子を見ても
今年はとうてい
花を見るのは無理だろう、
と思っていたのですが
鉢上げした子どもたちのうち
一番大きい株が一つだけ、
蕾をあげてきました。
親株の葉っぱの陰で
ひっそりと育っていたので、
実生で何年目なのかは
わからないのですが、
開花までには、
通常3、4年かかるらしいので
喜ばしいことです。
少し残念に感じたのは、
一見した限りでは、
親株と同じような
草姿であるところですね。
こちら親のウィンター・ジュエルです。
いま、盛りですね。
外側の色だけ見ていると
そっくりでしょう?
普通はそっくりで
当たり前なんですけどねえ。
クリスマスローズの場合は、
種で増やした場合、花色、花形、花の模様が安定せず、同じ花が咲きません。
ということですから、
同じでは困るんですよ。
違う花を見たいから
実生で育てるというところ
がありますからね。
で、今のウィンタージュエルの
内側はこうなっています。
黄色っぽい地に赤のスポット
ということになるんでしょうか。
雄しべが脱落していますから、
古い花になります。
比較の対象として
どうなのかという
問題はさておいて、
期待するならば、
ココが多少なりとも
違うかのかってとこに
なりますよね。
で、どうだったのか?
蕾が開いてみると、
このとおりだったんですよ。
小汚ないジジイの手が
写ってますが、ご容赦。
微妙ですなあ。
白(ピンク?)と赤のスポット
と捉えるなら、違うけれども。
ジュエルも咲き始めは
白っぽかった気がするなあ。
親株のもう少し若い花を
探してみました。
すると、しっかりしたのが
まだ、ありましたね。
それがこれです。
こ、これはっ!
お、ほぼ同じじゃないのか?
なーんてこったあ!
もっと詳しく見ると
違うところが
あるのかもしれませんが、
これも、咲いてすぐの
写真じゃないので、
細部を比較するには
不適切かもです。
何枚か時期を違えて
撮影する必要がありますね。
実際、親株と子どもが
どれくらい違うものなのか
まったくわかりません。
こうなってくると、
残りのやつらの開花を
待つしかないですなあ。
来年にはまた新たに
いくつか咲くと思うんですよね。
ぜーんぶ、同じだったら
さすがに寂しいな。
でわ、また。
最後までお読みいただき、
ありがとうごさいます。