「Crystal Bells」ってご存じですかね。
1983年にリリースされた
チェット・ベイカー(tp)
フィリップ・カテリン(g)
ジャン=ルイ・ラシンフォッセ(b)
のトリオによるアルバムです。
チェット・ベイカーは
1988年に58歳で
亡くなりますから
晩年に近い作品です。
彼は、ホテルの窓から
転落死したとされています。
体内から薬物も
見つかっていたそうですね。
さて、この「Crystal Bells」、
私には、どストライクなんです。
全曲リストアップしますと
1. Crystal Bells (Charlie Mariano)
2. Strollin (Horace Silver)
3. Lament (J. J. Johnson)
4. Leaving (Richie Beirach)
5.Cherokee (Ray Noble)
6. Estate (Bruno Martino)
の6曲です。
()書きは、作曲者です。
私のお気に入りは1曲目でしょうか。
50秒あたりで、ぐっ、
1分40秒あたりで、ぐぐっ、
2分20秒あたりから絶頂に、
3分あたりからのベースにガツン、
そのまま5分過ぎまで走り続けたあと
静かにエンディング、
そんな風に、私は感じております。
少し大袈裟かもしれませんが
(笑)。
作曲者の「チャーリー・マリアーノ」は
アメリカのサックス奏者ですね。
彼がやっている動画がありました。
ここでは、ソプラノサックスを
吹いているようです。
収録アルバムは、
タイトルも同じ「Crystal Bells」です。
1980年のリリースのようですね。
さて、次にお聴きいただきたいのは、
4曲目の「Leaving」。
渋すぎる。
トリオだと厚みがありますね。
バイラーク自身の「Leaving」は
彼の「Ballads」というアルバムで
聴いたことがあるのですが、
それはピアノ・ソロでしたから
これとは別物だと思います。
まあ、とにかく
全曲がこんな仕上がりなんですよね。
選曲がイイんでしょうかねえ。
「Estate」なんぞも
ナミダモンですよ(笑)。
これはねえ、
持っていてもイイと思います。
歌わないチェットも
いいでしょう。
でわ、また。