この曲が心地よい!

ふと知り合った、自分に心地よいメロディー それらを紹介しています そしてときどきガーデニング

夜の底は柔らかな幻

「夜の底は柔らかな幻」

という本を読みました。

庭に出れないものですから・・・。

夜の底は柔らかな幻 上 (文春文庫)

夜の底は柔らかな幻 上 (文春文庫)

  • 作者:恩田 陸
  • 発売日: 2015/11/10
  • メディア: 文庫
 

恩田陸という作家の

名前を耳にしたのは

彼女の小説「蜂蜜と遠雷」が

2017年に直木賞と本屋大賞の

ダブル受賞で話題になってからです。

 

それまでは、まったく

知りませんでしたし、

初めて名前を聞いたときは

男性だと思っていました。

 

どちらかというとミーハー

(もはや死語ですか)なので

ちょっと話題になると

すぐ気になるんです。

 

ただ、彼女の作品を

いろいろと読んでいくと

ジャンル的には、

ファンタジー系、SF系の作品が

多いような気がします。

そして、むしろ私は

そちらのジャンルの

作品の方が好きです。

常野物語シリーズとか

ネクロポリスなどがそうです。

 

そして、この作品も

そちらのグループの

ものでした。

 

「イロ」と呼ばれる

テレキネシス系統の

超常能力をもつ人間、

そして、水晶に閉じ込められた

太古からの存在に

ホトケを重ねた設定の

お話でした。

半村良張りの伝記SF

とまではいかないものの

(あ、私の中では、ですよ。)

面白く読ませていただきました。

 

途鎖国という

架空の場所で繰り広げられる

「在色者」(イロを使える人)の戦い、

その独特の世界観に

どっぷり浸かったわけです。

超常能力者同士の戦いというと、

バビル二世や幻魔大戦などが

まず思い浮かぶ年齢ですから、

懐かしかったのもあるのでしょう。

 

惹き付けられました。

私がせっかちなせいでしょうか、

とにかく先が気になって

夢中でページをめくっているうちに

読み終わってしまいました。

 

ただ、この本は、

上下2巻なのですが

どうも上巻と下巻の

圧といいますか

雰囲気が違う気がします。

上質なミステリーだったのが

異世界ファンタジーに

突然変わってしまったような

そんな印象を受けました。

 

それが気に入らない

ということではありませんけど。

 

また、終わり方が中途半端で

フラストレーションがたまります。

さらにもうひとつ言えば、

ホトケのもう少し具体的な解説が

あって欲しかったですね。

 

あとは勝手に想像してね、というには、

材料が少なすぎませんかー

と言いたいわけですね。

 

いかにも続編を期待してね、

みたいな終わり方なんですよ。

主人公実邦とライバル(?)葛城の

その後はいったいどうなるのか?

気になりますね。

是非書いて欲しいなあ。

 

この「夜の底は柔らかな幻」の

前日譚の短編集である

「終りなき夜に生れつく」は、

出てるんですけどねー。

終りなき夜に生れつく (文春文庫)

終りなき夜に生れつく (文春文庫)

  • 作者:恩田 陸
  • 発売日: 2020/01/04
  • メディア: Kindle版
 

でわ、また。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。