今年に入って、
パパメイアンというバラの
新苗を購入しました。
パパメイアン(Papa Meilland)
というのはフランスのバラ種苗会社、
メイアンの代表品種とされるバラで、
世界バラ会連合で「殿堂入り」を
果たしています。
ダマスクモダンといわれる
濃厚な香りでもよく知られ、
その花びらのベルベットの光沢と
黒みがかった紅により、
黒バラの名花と言われています。
人に「良い香り」という
印象を与える香りの成分は、
主に4種類あり、パパメイアンは
その4種類のすべてを含んでいるため、
とても魅力的な香りがします。
このため、香りでバラを選ぶなら
外せない品種とされています。
この4種類の成分というのは
・フェニルエタノール
・ゲラニオール
・ネロール
・シトロネロール
だそうです。
系統は、ハイブリッド・ティ。
一般的な木立ち性バラ品種の中では、
成長速度は遅めで、
特にうどんこ病や黒点病に
弱いと言われています。
新苗というのは、
春先に播種し育てた野ばらの苗に、その年の秋に芽接ぎをし、翌春に販売されているポット苗。
をいうそうです
パパメイアンは、購入した時点で
蕾がついていたのですが、
新苗というのは、
そういう(若い)苗なので、
株としては
全然充実していないわけです。
なので、本来なら花は咲かせず、
株の充実に努めるのだそうですが、
私の場合は、花を見たい気持ちが
とても強くて、とりあえず
咲かせてみようと、
こうなったのですね。
残念ながら、咲いたはいいものの、
あまりの気温の高さに
あっという間に
散ってしまったのでした。
花が高温に弱いなんて
全く知らなかったもんね。
ただ、ベルベット地の
黒みがかった赤の花は、
評判通りだと思いましたね。
香りも、もちろんです。
植え付けは、教科書通り、
直径、深さ共、50cmの
円柱の掘穴に、元肥を入れて
接ぎ木部分が、土に埋まらない深さで
行いました。
実は長いこと庭遊びをしていますが、
教科書通り植え付けたりしたのは
はじめてなのでした (^^ゞ
そのおかげなのか、
なんなのか、
このパパメイアンは、
その後、ぐんぐんシュートを伸ばして
新たな蕾をつけてくれたのです。
一回目の花が咲いてから
1ヶ月あまりしかたっていない
7月17日には3輪。
7月28日には1輪。
気温がそれほど上がらなかったことも
幸いしてか、
今回は2日から3日、
姿をやや崩しながらも
咲いてくれました。
うれしいことです。
で、その花びらの色はというと・・・。
写真では明るく写っちゃいますが、
実際はもう少し黒いイメージですね。
画像を加工してイメージを再現すると、
こんな感じに近いです。
うーん、いいカタチだなあ。
剣弁というんですか、
この花弁のカタチこそが
「バラ」なんだという固定観念が
染み付いちゃってるんですかね。
うれしいことに、
梅雨の多湿の中でも
致命的と言われるうどんこ病は
発生せずにいます。
黒点病はやや発生していますかね。
花後はそのまま放置すれば
ローズヒップが採れるらしいですが、
さすがにこのバラは、
剪定しちゃいます。
もっと大きくなれば
考えるかもしれませんが・・。
(強欲ですからね、アタクシ。(笑))
花もエディブルといいますし、
香りもいいし、
言われているほど
病気にも弱くないようですし・・、
良かった!
また1か月半もしたら、
咲いちゃうのかな。
咲かせていいのかは別にして、
楽しみです。
だらだらと書いちゃってスイマセン。
嬉しかったもので・・・。
ありがとうございました。
でわ、また。