銀界。英語で「Silver World」。
山本邦山という尺八の名人の、1970年のアルバムです。
ちなみに、この人、人間国宝だったそうです。
尺八のアルバムなんて、そうそう聴きませんよね。私も、これしか知りません。
菊地雅章がからんでいるので、取り敢えず聴いたみたいなとこです。
リアルタイムでは。もちろん聴いたことはないです。こんな楽器、全く興味なかったですもん。邦山の名前は知っていたにせよ、です。
ところが、「魔界転生」(1981年)という角川映画を見る機会がありましてね。沢田研二の出演したアレですね。深作欣二監督ですね。これはリアルタイムでの話ですが。
原作は、山田風太郎ですね。
結構な動員があったのではないですかねえ。
私は、ガラシャ役の「佳那晃子」にしか、焦点合ってませんでしたが。
原作もどうぞ。
その音楽を担当したのが、山本邦山ですね。
その辺がきっかけです。
バックに流れてますねえ、尺八 。
おどろおどろしい雰囲気にピッタリですね。
尺八っていいかも、などと、ふと思ったわけです。
するってえと、人間国宝「山本邦山」が、一枚かんでる。
しかも、この邦山とゲイリー・ピーコックや菊地雅章とのアルバムがあるってことでですね、ここに至るわけです。

- アーティスト: 山本邦山+菊地雅章,山本邦山,菊地雅章,ゲイリー・ピーコック,村上寛
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2015/10/07
- メディア: CD
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収録曲は
1 序
2 銀界
3 竜安寺の石庭
4 驟雨
5 沢之瀬
6 終
の6曲。曲名が素晴らしい。「序」から始まって「終」で結ぶ。日本ですねえ。
おススメは、2曲目の「銀界」ですねえ。ゲイリー・ピーコックのベースの艶めかしさと邦山尺八のおどろおどろしさ、心地よいです。5分50秒あたりで聞こえる菊地雅章の「fuu」という声など気になりません。(笑)
でわ、また。