この曲が心地よい!

ふと知り合った、自分に心地よいメロディー それらを紹介しています そしてときどきガーデニング、のつもりがガーデニングがメインになっています。

「田んぼのオモダカを見てから、コンドルが飛んでいくまで」 - El Condor Pasa

秋ですねえ。

 

早稲の切り株から伸びた二番穂が、早くも実をつけています。

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昔の食糧事情が悪かった頃は、これも収穫していたと聞いています。

今は、雁や鴨などの渡り鳥の大事な餌になっているようですね。

 

ふと、周りをみると、白い花が結構な数、咲いていました。

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オモダカです。雑草扱いですが、なかなか清楚な花ですよね。

 

食用で栽培されているクワイの原種ということですが、こちらの塊茎は、エグミが強くて食用にならないとか。


クワイは、美味しいですよねえ。

正月ぐらいですけどね、食べるのは。

 

ところで、クワイといえば・・・

 

「戦場にかける橋」(The Bridge on the river Kwai)、つまり、「クワイ河マーチ」ですねえ。

戦場にかける橋 クワイ川マーチ - YouTube

行進したくなりますねえ。

1分10秒過ぎからのメロディが好きですねえ。

 

そして、このタイトルを耳にすると連想するのが「Bridge over troubled water」、すなわち、サイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」です。

これも、いい曲ですよね。

同名のアルバム(1970年)に収録されています。

明日に架ける橋

明日に架ける橋

 

 

そして、アルバム「明日に架ける橋」といったら、「コンドルは飛んでいく」(El Condor Pasa)ですよねえ。

(やっとここまできました)

 

ご存知の方も多いと思いますが、この曲は、彼らのオリジナルではないのです。

アンデス地方に伝わる民族音楽をベースに作曲された、サルスエラ(オペラの一種らしい)、「El Condor Pasa」のカヴァーです。

オリジナルの作曲者は、ダニエル・アロミア・ロブレスという民族学者とのことですね。

El Cóndor Pasa Única Versión Original, según la partitura de Daniel Alomía Robles - YouTube

 

このサルスエラ、実は3部構成ということで、その一部分のメロディにポール・サイモンが歌詞をつけて、アルバムに収録しました。

演奏は、「Los Incas」というグループのモノだといいますね。

これのようです。

Los Incas El condor pasa 1963 VERSION ORIGINALE - YouTube

 

歌詞は聞き取りやすい方だと思いますが、「カタツムリより雀になりたい」とか「釘より金づちになりたい」だとか、内容はなかなか難解ですよね。なおかつ、コンドルは出てこないのです。

 

コンドルでなくて、雀でなければならない何らかの寓意があるのでしょうかねえ。

あるんでしょうねえ。

 

田んぼのオモダカから連想した曲「コンドルは飛んでいく」を、澄みきった空を飛ぶコンドルに想いを馳せながら、聴いたら、さぞ心地よいだろうなあ、という話でした。

 

でわ、また。