最近ですね、「Who Is Afraid of Richard W.?」(2013年)というアルバムを聴きました。「エリック・シェーファー」(Eric Schaefer)というドイツ生れのドラマーのリーダーアルバムです。
タイトルの「Richard W.」が「リヒャルト・ワーグナー」のことだとは知らずに。
普通のリチャードさんかと・・・。
うそうそ。
そこまでは、思ってなかったですけど、ワーグナーだと思わなかったのは事実です。
でもね、ジャケットを見るとちゃんとイラストに「Richard Wagner」って書いてあるんですよ。それに、裏側の収録曲をちゃんと見れば、気がついたとも思うんです。「Walkure」とか「Lohengrin」とか、載っていますんでね。
それにしても、何を考えて買ったんだか。
ただ、お恥ずかしいことに、実は、ワーグナーの曲って「ワルキューレの騎行」ぐらいしかわからないんですよ。ワーグナーって有名ですし、学校でもおそらく聞かされていると思うんですけれどもねえ。
ちなみに、「ワルキューレの騎行」は「冨田勲」ヴァージョンですね。
で、このアルバム、「Who Is Afraid of Richard W.?」というタイトルどおり、ワーグナーに挑戦しているように聴こえます。
そして、「ジャズ」というよりは「ロック」です。
確かにレコード会社のホームページには「crossover」ってなってますけどねえ。音楽に境界はないんですねえ、やっぱり。
個人的には3曲目の「Waldweben」が好きですね。
もとは(もとをよく知らないから、書くだけなんですが。)、楽劇「ニーベルングの指輪」の第2夜「ジークフリード」の第2幕の曲らしいです。
詳しくは、こちらを。
最後(12曲目)の「Lohengrin II」のドラムなんて、あなた、ねえ。
クラッシクをジャズやロックで、逆にロックやポップスをオーケストラでという試みは昔からありますけど、そういったモノは何かしら新しいものをみせて(魅せて)くれますよね。
(こいつは、シリーズ化しようかなあ。)
「ワーグナーがクラッシックだと決めつけてはいけないぞよ」ということで、ジャンルにかかわらず心地よいものは心地よいのだという話でした。特にジークフリートの「Waldweben」がね。
なんか無理矢理。
でわ、また。