スコーピオンズ(Scorpions)っていう、ドイツのハードロック・グループがあるんですよ。一応、1971年デビューってことになるんでしょうか。
一応ってのは、その後、レコード会社変わったり、メンバー変わったりしていたからです。
ドイツ出身のバンドとしては、商業的に成功した最初のバンドと言ってもいいメジャーになりました。
RCAに移籍してからハードロック色が濃くなって、今も活動しているようです。
私もね、彼らを知ったのはその時代からです。
それでですね、RCAでの2枚目のアルバム「In Trance」(1975年)、この4曲目の「Top of The Bill」、ルドルフ・シェンカーの曲ですが、この曲のギターが忘れられないのです。
よく、「泣きのギター」というのは聞きますが、こいつは絶叫するギターと言っても良いのではないかと。ウルリッヒ・ロス(今は、ウリ・ジョン・ロートっていってるんですかね。)のギターですよね。
これは、当時、本当に感激しました。
「じゃっ、じゃか、じゃっ、じゃか、じゃん、じゃららん、じゃ、
じゃっ、じゃか、じゃっ、じゃか、じゃん、じゃっ、じゃあ、じゃっ
(ひゅるりらー、ひゅるりらー)」
なんか違うな。
絶叫するヴォーカルとギター、漂う哀愁。
彼らは日本人好みのメロディアスな楽曲をたくさん作っていますが、どれかひとつをあげろと言われたら、私はやっぱり、この曲です。
今もコンサートでやってるんですが、サスガに歳月を感じてしまう。
こう思うのは、私だけではないと思うのですが。
SCORPIONS - TOP OF THE BILL . 2016.02.29 BUDAPEST
ギターもウリじゃないですけどね。でも、クラウス・マイネの声はさすがだねえ。
LPで買って、場所に困って処分した後、結局CDで買い直したんですよ。
ライナーノーツは渋谷陽一さんが書いてましたね。
ジャケットの蛇も「挑発的な写真だ」と言ってます。ホントですね。
(ウルリッヒ・ロスがここではウリッヒ・ルースってなっているんですよね。)
「サソリのギターは絶叫してい」て、なかでも「Top Of The Bill」、これが脳天に響くほど心地よいのだという話でした。
でわ、また。