この曲が心地よい!

ふと知り合った、自分に心地よいメロディー それらを紹介しています そしてときどきガーデニング

デフ・ヴォイス

最近、庭に出ておりません。

というか、事情があって

出られないといった方が正確でしょうか。

なので、インドアの話が

多くなっています。

あ、散歩はするんですけどね。

ということで、本の話です。

最近多くなってます。

 

デフ・ヴォイスという本を読みました。

デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)

デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)

  • 作者:丸山 正樹
  • 発売日: 2015/08/04
  • メディア: 文庫
 

「Deaf(デフ)→ろう者」

そういう意味なんだそうです。

知りませんでした。

 

障がいに関する話題というと

なんとなく避けてしまうような

面と向かいにくい

イメージがありますし、

実際に、そういう行動を

とってきたと思います。

 

そして、障がいに関する知識も、

実は何も知らないに等しい

底の浅いものであったかを

思い知らされた本だと感じました。

 

本編は殺人事件の謎を、

警察事務職員だった

主人公の荒井が

解き明かしていくという

ミステリーです。

 

彼の過去に関する情報は、

ストーリーの中で

徐々に語られていきます。

そして、その中には、

実は荒井は

Children of Deaf Adults

(ろう者を親にもつ聴こえる子ども)、

略して「コーダ」だったという

事実があります。

これが、この話を

単なるミステリー以上のものに

しているのではと感じました。

 

「コーダ」であるが故に、

ろう者と聴者の間で

いろいろと苦しみ、思い悩み、

そして最後には自分の立ち位置を

しっかりと理解する荒井。

ミステリーのほかに、

そうしたもう一つのストーリーが

語られているのです。

 

あとがきというのは、

あまり読まないのですが

この本に関しては読みました。

なぜ、この本を書こうと思ったのか、

といったことが書いてあったからです。

彼の奥さんが後天的な障がい者であった

ということも、そこに書いてありました。

 

作家としては当然なのかもしれませんが

著者の探求心の深さ、熱心さ、

誠実さに頭が下がる思いでした。

 

本の冒頭で主人公に投げかけられる

おじさんは、私たちの味方?それとも敵?

という手話。

 

その答えは、この本の末尾で語られます。

 

でわ、また。

 

P.S.

今年もいろんな方々に

面白くもない私のブログを

お読みいただきました。

また、貴重なコメントも

いただきました。

ありがたかったです。

よいお年を~。