先日、頂き物をしまして・・・。
いつも、なんか違和感があるんですね、この日本語。
間違ってはいないんですよね。
頂き物という名詞のなせる技ですね、きっと。
改めて、
先日、頂き物をしまして、賞味期限が来る前に美味しく食しないと、申し訳ありませんからね、即、開封しました。
これですよ。
「起き上がり最中」というものです。
岐阜の銘菓だそうです。
だるまの形をしてますから、「おきあがりこぼし」のように、起き上がるのかと思いましけど、さすがに起き上がりませんでしたね。
では、何故に「起き上り最中」なのでしょう。
ちょちょいと、ググると、由来について書いてあるサイトがありました。
簡単にいうと、岐阜城を攻めあぐんでいた織田信長が、8度目にして、ようやく岐阜城を落とさんとしたとき、「我まさに起き上がり最中(さいちゅう)なり」という言葉を残したため、最中(さいちゅう)と最中(もなか)をかけて「起き上り最中」という名前がついたそうです。
稲葉山城の話ですね。斎藤道三がらみでしたっけ。
ほう、そうなんだ。
ということは、これを食すると失敗を恐れぬ人間になれるのかな。
きっと、なれるに違いない。
んなわけないか。
小倉餡、抹茶餡、栗餡に小倉こし餡を合わせたもの、の三種類が入っていました。
まずは、しばし、その造形を堪能します。
形の良い達磨ですね。
そして、おもむろに、口のなかに。
甘過ぎず、心地よし。
普通においしいと思います。
名産品の宿命として、期待が大きすぎると、見出しのようなことになるわけです。
さらにいうならば、それをどこで買ったかが、重要なんだと思います。味は二の次なんです。お土産の宿命だと思います。
以上を踏まえて、どうすか、おひとつ。
ところで私、珈琲が好きなんですが、これには、やっぱり、お茶だと思いましたね。
そして、お茶は、棒茶に限ります。
琥珀色の芳醇なる味わいを併せてお楽しみください。
「名物にうまいものなし」というけれど、それは勝手に膨らました、イメージのせいじゃないの、という話でした。
意味どおり、評判倒れのものもありますけどね。名実ともにというのは、難しい。
でわ、また。