「ウィズイン・テンプテーション」(Within Temptation)なるバンドを何年か前に知りまして、これが気に入っちゃって、よく聴くようになりました。
おかげで、シンフォニック・ロックとかゴシック・メタルなんぞというジャンルがあるということを知りました。
その違いは、よくわかりませんけれどもね。
このバンドのファンの年齢層が気になるところですが、ジジイの私が聴いても中々良いです。まあ、嗜好のもんですから、年齢は関係ないスかね。
結成は1996年、デビュー・アルバムは1997年の「Enter」です。結構昔から活動していたんですね。キャリアは20年以上あります。
なぜ、知らなかったんだろうと不思議でなりません。来日もしてますのにねえ。
2014年の「ハイドラ」(Hydra)以来、ニュー・アルバムが出ていませんが、サイクル的には、今年辺り出てもいいのかなあ、という気はしますね。
ヴォーカルの「シャロン・デン・アデル」は、「ナイチンゲールの声と評される美しい声をもつ」とか「9オクターブの音域をもつ」とか書かれているのを目にしたことがあります。特に裏はとってないので、ホントかどうかは知りませんが、9オクターブの話は凄いですよね。ピアノの音域が7オクターブと1/4といいますからね。
あのフレディ・マーキュリーでさえ4オクターブなんです。第一、楽譜に収まらんのではないかな。
ところが、ギネスには、10オクターブという記録があるといいますから、世の中、なんでもありですねえ。まさに、人体の不思議です。
この人で5オクターブ半
ヴィタス VITAS-『Dedication』2003 日本TV紹介の超高音 - YouTube
この人、ティム・ストームスがギネスの人ということです。
[HD] Tim Storms Vocal Showcase (G#0 - A4) Studio and Live - YouTube
さて、これまで、6枚のオリジナル・アルバムを出していますけれども、私的にはサード・アルバムの「ザ・サイレント・フォース」(The Silent Force、2004年)がイチオシです。
オランダ以外の国(イギリスや日本)でもリリースされることになった、最初のアルバムでもありますしね。
どこがいいのか。
どこって、全部です。
「うわー手抜き」
と攻めないでくださいねえ。
アルバムまるごと好みなんですよ。
強いて言えば、最初の「イントロ」から「シー・フー・アイ・アム」の導入部分が良いですねえ。
荘厳なコーラスから始まり、オペラチックなヴォーカル、そして、低音の効いた、シンフォニックな「シー・フー・アイ・アム」へ。
低音を効かして大音量で聴く、フルオーケストラのフォルテシモのような音圧がたまりません。身体に「心地よい」ですねえ。
Within Temptation ~ See Who I Am (with lyrics) - YouTube
収録曲は以下の11曲です。
01. Intro
02. See Who I Am
03. Jillian (I'd Give My Heart)
04. Stand My Ground
05. Pale
06. Forsaken
07. Angels
08. Memories
09. Aquarius
10. It's the Fear
11. Somewhere
4曲目の「Stand My Ground」も、シングル・カットされただけあって、聴き応えがあります。
5曲目の「Pale」などは、かつてのハードロック・バンドが、バラードをアルバムに必ず一つは入れ込んでいた手法を思い出させますね。静かなよい曲ですよ。
残暑?(にしてしまいたいという気持ちが大)厳しきおり、こういう音楽でリフレッシュ、どうですか、という話でした。
でわ、また。