バップ時代の天才ピアニストといえば?
バド・パウエル
という常識らしいですね。
で、「バップ時代」ってなんですの?
私、よく知らないんです。
なんでしょうね。
ウィキペディア調べても、某エンターテイメント会社でーすってしか出てこないし。
ビバップとかハードバップとかもね、よく聞きますけど。こちらは、ウィキペディアにありますね。そういったものの、総称なんでしょうかね。それらが流行した時代ってことでイイんですかね。
ま、いいんですけど。
そのパウエルが作った曲の一つに「クレオパトラの夢」(Cleopatra's Dream)というモノがあります。
これもスタンダード・ナンバー中のスタンダード・ナンバーと言われていますので、ご存知の方、多いと思います。
パウエルの1959年のアルバム「ザ・シーン・チェンジズ」の1曲目に収録されています。これですね。
テンポといいメロディラインといい、日本人好みの曲と言えるんじゃないでしょうか。
ちなみに、このアルバムでは、ベースをポール・チェンバース(Paul Chambers)が鳴らしていますね。
ところで、一般的にクレオパトラというと「クレオパトラ7世」の事なんだそうですが、彼女の夢って何だったんでしょうかねえ。はたまた、夢に出てきたクレオパトラのことだとしたら、夢の中のクレオパトラはパウエルになんと話しかけたのでしょうか。いろいろと妄想が膨らみます。
さて、そんな妄想はさておき、本家本元の演奏以外にも「おー、いいねえ」って思う演奏がいくつかあるわけでしてね。もちろん私的にはっていう話ですけどね。
一つ目は、「山中千尋」の「Outside By The Swing」(2005年)に収録されているもの。速いテンポの演奏で、結構アレンジされているように聴こえます。オリジナルのメロディラインをイメージしていると、「ちょっと違うなあ」と思われるかもしれないですね。
二つ目は、オムニバスアルバムなんですが「BLUE NOTE STREET」(2007年)の9曲目に入っているもの。アーティストは「Home Grown」ですね。よくは知らないんですがタワレコのオンラインショップのプロフィールには、「1996年に神奈川県葉山の海の家“OASIS”のスタッフによって結成されたダンスホール・レゲエ・バンド。」とあります。けだるい感じのレゲエ調「クレオパトラの夢」を聴くことができますよ。
三つ目は、絵は「デビット・ヘイゼルタイン・トリオ」(David Hazeltine Trio)の「クレオパトラの夢」(Cleopatra's Dream、2006年)に収録のもの。クリアなピアノが印的ですね。お洒落な感じがして私は好きですね。2分40秒ぐらいからのベース・ソロが聴きごたえあります。ジョージ・ムラツ(George Mraz)ですか、いいっすねえ。
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「クレオパトラの夢って、やっぱり世界征服なのか」などと妄想しつつ聴く「Cleopatra's Dream」は、心地よいねえ、特にヘイゼルタインのは、という話でした。
でわ、また。