外車ってこれまで乗ったことはないんです。
チョイノリはありますよ。2CVでしたが、1週間ほど試乗させてもらいました。
気に入ったら買ってね、っていう感じでしたが、当時は、扇風機必須、雨漏り覚悟ということで、普段使いには敷居が高いなあ、と判断してお帰り願いました。
あれから30年、生産が終了した今、街で見かけると、買っておけばよかったなあ、といつも思います。
で、今年、身内が初めて外車に乗るようになったのですが、いろいろとメンテナンスに頭を抱えていますね。新車じゃないですし。
あ、外車と言っても古めの小型車ですよ。
春に買ったのですが、冬用タイヤは付いてこなかったんですね。
我が地方は、冬タイヤ必須です。
なので、早めに準備をしようと思っていましたら、PCDが98だというじゃあありませんか。そんな数字、聞いたこともありません。PC-9801なら知ってますけどね。
え、それは知らない?
そーすか。残念。
国産車の100とか110、113.4とかいっても、大抵揃いますし、価格にそんなに差はないですよね。案の定お安く売っているホイールには98なんてヤツはないんです。
なので、なんとかならんもんかいなとネットを物色しました。運よく?なのかどうかは置いておいて、お安いボルベットの中古のホイールを見つけ出して、これも冒険だったのですが、購入しました。
現物が届くまではドキドキしていましたけれども、荷物が届いたときには思ったより美品で安心しました。10月のことですね。シーズンになると価格も上がりますし、モノも少なくなりますからね。
で、12月を前にして、そろそろ交換しておきましょう、となったのです。
この日のために、トルクレンチやジャッキのアタッチメントなどを購入して準備万端です。
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が、いざ、ホイールを嵌めようとすると、ハブにホイールがくっつかないじゃあありませんか。
何故じゃあ。
さては、ネットに騙されたか、とかいろんなことが頭をよぎります。
アツくなろうとする頭をひたすら冷静に保ちながら考えました。
結局のところ、原因はコイツ。
このピンが、ホイールの隙間より長いので、ハマらないんですねえ。
あやうく、北斗神拳なみにホイールに穴を穿つところでしたよ。
しばらく途方に暮れてしまいました。
が、このホイールの前のオーナーもウチの車と同じ車種だったのですから、付かないハズがない、と気力をふり絞ります。
これまたネットで調べると、ホイール脱着時のアジャスト用のモノなので外しても問題ないという記事を発見しました。12mmのスパナでハズせるらしい。
早速、と思いきや、14mmと10mmはあるのに、12mmがない!
工具箱の底からモンキーが出てきたときは、思わず手を合わせましたよ、ホントに。
ボルトがハブに固定されてないから、こんなことになるんじゃないのか!、とかブツブツ言いたくなりますねえ。
で、これを外して、前輪装着完了。後はスイスイかと思いきや、今度は、後輪のハブボルトがなかなかハマらない。悪戦苦闘していると、ドラムの穴とハブの穴がズレているのを発見。なんと、このピンを外すと、ドラムが回転してハブの穴とズレてしまうんですね。
ホイールをつま先にのせて、高さを四苦八苦しながら調整して、穴にあわせて、ハブボルトをねじ込みました。一本ねじ込めば、穴がずれることはありませんからね。あとは、サクサクいきました。理屈がわかれば、あとはなんとかやりようがあります。
ようやく後輪の装着を完了したときは小一時間経っていました。
疲れました。
オイル交換も近所でしてもらおうにも、フィルターが「常備のモノじゃあないからお取り寄せになります」とかになるし・・。近くに気軽にメンテナンスお願いできるお店がない人、もしくは、自分で整備できない人は、外車に乗っちゃあいかんということですな。
余談ですが、オイル交換してもらったところにこんな車があったので写真撮らしてもらいました。
145psですって。最上級グレードですと180ps。イランやろ、それ。
でわ、また。