この曲が心地よい!

ふと知り合った、自分に心地よいメロディー それらを紹介しています そしてときどきガーデニング、のつもりがガーデニングがメインになっています。

ノワールをまとう女と酒とバラの日々

ノワールをまとう女

2019年江戸川乱歩賞の

受賞作ですね。

受賞時の作品名は

「NOIRを纏う彼女」v

だったそうですが、

今の方がいいと思います。

ノワールをまとう女

ノワールをまとう女

 

読みました。

いや、赤文字にする必要もないんですね。

 

神護かずみという人の作品ですが

恥ずかしながら知らない作家さんで

しかも、女の人かと思っていたら、

アラシックスのおじさんでした。

わっはっは!

知らないってことは

怖いですねえ。

 

企業のスキャンダルやトラブルを

事が大きくなる前に消火する

という社会の裏仕事を生業とする

「西澤奈美」が主人公で、

彼女は常に黒を基調とした

服を身にまとっているという

設定ですね。

なので、ノワールの女、でしょうか。

わかりやすい・・、気がします。

 

主人公がクールですね。

ただ、この稼業を生業とするように

なったきっかけが、あるある的でもなく、

その変貌ぶりってのも激しくて、

そのへんは、どうなんだろう

という気はしました

でも、面白かったです。

「西澤奈美」は、

この夏の新作「償いの流儀」でも

主人公として登場しますね。

償いの流儀

償いの流儀

 

 

「NOIRを纏う彼女」の

話に戻りますが、

実は、この本の最初の方に、

「酒とバラの日々」の

作詩者や作曲者の情報が

載っているんですよ。

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どこかで使ってるんだなと、

それだけでわくわくしました。

 

どこで使われているかは、

小説をお読みくださいね(笑)。

 

さて、「酒とバラの日々」は

1962年のアメリカ映画で、

同タイトルの主題歌が、

ジャズスタンダードとなったものです。

 

映画の方のあらすじは、

サラリーマンの主人公ジョーは、

仕事に不満を感じ酒に

逃げる生活をしていた。

ふとしたことから大会社の秘書

カーステンと恋仲になり

結婚をする。

子どももでき幸福そうだが、

相変わらず酒は止められない。

そればかりか

結婚を認めてもらえない

カーステンも酒に頼るようになる。

酒で人生を台無しにした二人は

何度もやり直そうとするが

結局酒に戻っていく。

それでも、ジョーは

なんとか立ち直るのだか

カーステンは、最後まで、

自分がアルコール中毒だとは認めず、

主人公はの前から去っていく。

みたいなものです。

ハッピーエンドじゃないんですね。

そういう映画です。

酒とバラの日々 [DVD]

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  • 発売日: 2004/09/10
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では、酒とバラの日々

お聴きいただきましょう。

まずは、オリジナルから。

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映画の酒におぼれていくカップルの

シリアスな内容と

あってるのかあってないのか・・。

優雅で明るいですもんね。

 

ただ、この曲について

追憶と共に生きる人間模様を抽象的に描いているように思う

と書かれた誰かのコメントを読んだ時には、

なるほど、そういうものかと

合点しました。

 

さて、お次はジュリー・ロンドンです。

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 スモーキー・ヴォイスとも言われる

ハスキーな歌声が心地よいですね。

 

お次はパティ・ペイジ。

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パティ・ペイジってのは、

アメリカのスタンダード・ポップスを代表する女性歌手であり、1950年代に女性アーティストとして最も多くのレコード売り上げ枚数を記録した。ポピュラー音楽からカントリー・ミュージックへのクロスオーバーを果たした先駆者の1人でもあり、終生ステージに立ち続けた。

ウィキペディアより引用

というような人で、

大抵のスタンダードは

歌ってるようですね。

ジャケットのパティ、

めっちゃ怖いんですけど(笑)。

 

ヴォーカルが続きましたが、

わたスが良く聴くのは

やはりインストですね。

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ビル・エヴァンスでした。

ベースを弾いているのは

マーク・ジョンソン(Marc Johnson)

というアメリカのミュージシャンですが、

流し聞きしていて、

おっ、と思うアルバムには

必ずと言っていいほど

彼がクレジットされている

気がします・・。言い過ぎか(笑)。

 

ビル・エヴァンスをもう一曲。

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冒頭からの懐かしげな音は

ハーモニカですね。

演奏は名手

「トゥーツ・シールマンス」です。

 

ベルギーの人で、本名は

「ジャン=バティスト・フレデリク・イジドール・"トゥーツ"・シールマンス」

(Jean-Baptiste Frédéric Isidore "Toots" Thielemans)。

長いです。

「トゥーツ」というのは

ニックネームだそうで・・。

 

こちらも、ベースは

マーク・ジョンソンですね。

 

お酒は飲めないですけど、

コーヒーとバラの日々を

過ごしている

あたくしでした。

 

でわ、また。

最後まで、お読みいただき、

ありがとうございました。