こんにちは。
音楽については、私はノージャンルで、自分がいいと思うものは何でも聴いているつもりですが、それでも人間一人が聴ける量なんて、たいしたことないですよね。お仕事にしている人ならいざ知らず、素人なんか、なおさらですよ。
にもかかわらず、自分の知らないアーティストの名前を身近な友人から聞かされると、なんか悔しい気持ちになってしまうんですね。見栄っ張りなんだな、きっと。
で、今日は、そんな一枚アルバムのの話なんです。10年ほど前のことです。
「これ、一度聞いてみなよ。40年ほど前のやつだけど、最近、再発になったんだ。紙ジャケ仕様でね。知ってるんなら、いいんだけど。」
「40年前? だれ?」
「ツトム・ヤマシタ。プログレかな。気に入ると思うよ。」
絶対に私が知らないことを確信して言いやがったに違いありません。しかも、おそらくは私が気に入るであろうこともです。
心の内を読まれないように、
「じゃあ、借りとくわ。ありがとう。」
といいながら、ジャケットを見ると、
「STOM YAMASHITA」
とあります。
「ストム? 」
「スペル間違っているみたいなんだ。」
「ふーん。」
その時は、私も彼も知らなかったのでした。間違いではなく「TSUTOMU」が極めて外国人にとって発音しにくいことから「STOMU」にしてあるなどということは。
ココ↓に詳しく。
家に持ち帰って聴いてみると、昔、私が良く聴いたところのプログレでした。
後半部分の11、14曲目のファンキーな感じやポップな感じが、個人的にはちょっと残念だったのですけれども、友人の「気に入ると思うよ。」は、当たっていたと認めざるを得ませんでした。
後日、CDを返す時に
「いいもの教えてくれてありがとう。気に入ったよ、特に前半部分」
「そうだったろう。きっと好きだと思ったんだ。また、いいのあったら教えてやるよ。」
「ああ、頼むよ。」
だからといって、仲が悪くなったり、特に親密になったりしたわけでもないのですが、そういうことがあたぞと。たまたま、このアルバムを聴いていて思い出したという話です。
Yamashta/winwood/shr Esote 2008-10-17
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昔のプログレ、お好きな方は、お聴きになってはいかがですか。
スペルのことを知ったのは、ほんの最近です。珍しく気にもならなかったんです。
でわ、また。