「ミハエル・バリシニコフ」(Mikhail Baryshnikov)という、バレエ・ダンサーをご存知でしょうか。
随分と昔の人になるのですが、一世を風靡したダンサーですよ。
知りまへんか?
では、「ホワイト・ナイツ」(White Nights)という映画はどうでしょう?
これも、ご存知ない?
あらま。
彼の略歴をいうと、1948年にラトビアはリガに生まれます。9才からバレエを始め、1966年に、ヴァルナ国際バレーコンクールのジュニア部門で1位、1969年には、モスクワ国際バレーコンクールで金賞を受賞するなど、その将来が嘱望されていた人物です。
1974年に所属するキーロフ・バレエ団のカナダ巡演中に失踪し、アメリカに政治亡命しました。そして1986年にアメリカに帰化しています。
先ほどの映画は、1984年に、本人が主演して撮られたモノで、ソヴィエトからアメリカに亡命した経歴を持つバレエ・ダンサー「ニコライ・ロドチェンコ」が主人公です。自分の経歴を地で行く物語ですな。
映画のあらすじは、この辺、読んでください。
映画のなかでは、キレッキレのダンスをするバリシニコフが話題を呼びました。
例えば冒頭の、バッハの「パッサカリアとフーガ」の音楽とともに演じられる「若者と死」のシーン。バレエを知らない私でも、これはすごいと思いました。ジャン・コクトーが台本を書いたそうですね。
White Nights - Mikhail Baryshnikov - Le Jeune Homme et la Mort - YouTube
他にも、11回、ピルエットできるかで、かけをする場面がありますが、彼、やっちゃいますし。これがスゴイのかどうかはわからんのですが、相手の反応を見ているとスゴイんでしょう。
"White Nights" - 11 pirouettes - YouTube
私は、踊りのシーンだけでなく、逃亡するロドチェンコに向かって、KGBのチャイコ大佐がすごみながら、彼の名を呼ぶシーンが頭に残ってますねえ。
「ろーどー、ちぇんこー」みたいな感じでしたねー。
あ、あくまで、記憶ね。
ラストに流れるライオネル・リッチーの「セイ・ユー、セイ・ミー」は、アカデミー賞とってますよねえ。
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「ホワイト・ナイツ という映画がを見る、バレエも見てみようかな、という気になるかもしれないよ。」、そして見れば、心地よい気分になれるかもよ、という話でした。
でわ、また。