この曲が心地よい!

ふと知り合った、自分に心地よいメロディー それらを紹介しています そしてときどきガーデニング

ザリガニの鳴くところ

ノースカロライナ州の湿地帯。

その湿地の奥で生きてきた

少女の物語。

 

ブログタイトルは、

その小説のものです。

 

面白かったという

同僚の言葉で手にした本ですが、

昨年アメリカで一番売れた本

だったのでした。

ザリガニの鳴くところ

ザリガニの鳴くところ

 

 

社会資本も整備されていない

湿地帯のなかで生活する家族。

やがて、家族はバラバラになり

1人残された主人公は、

母から教わった

わずかな家事の知恵を頼りに

生活していくことに。

頼れるものは誰もいない

孤独な状況の描写は

読み手にとっても

痛ましく、また絶望的ですら

ありますね。

唯一救いだったのは、

誰もが彼女を迫害する中で、

直接的、間接的に

助けてくれる人たちが

いたことでした。

こうしたことがないと、

読むのも辛い

苦しいだけの話に

なってしまいます。

 

学校には行っていない主人公ですが、

兄の友人だった少年に

文字を教わるようになり、

言葉を知り、本を読むようになり、

その才能を開花させていきます。

 

このように、

マイナスの話ばかりでは

ないのですが

順調に事が進んでいると

「また、何か問題が起きるのでは」と

気が気ではありません。

それぐらい、次から次へと

問題が発生するのです。

つい、感情移入してしまいました。

 

書き方にも特徴があります。

主人公が幼い頃から

時系列的に書かれる

彼女の成長の話と、

彼女が大人になってから

その町で起きたある事件の話、

これらが交互に綴られていきます。

 

私は、この構成のせいで

早く次の章へ、早く早くと

急き立てられるように

読み進みました。

 

いつ、これらが繋がるのだろうか

こう思っちゃったわけです

ありがちですかね。

 

作者は、順風満帆でない

人生を敢えて強調することで

どんな境遇にあっても

人は自らの力で人生を

切り拓いていける、

いくべきだと

言いたかったのでしょうか。

あるいは、ヒトも結局、

カマキリやホタルのような

本能で生きる地球上の生物の

一つにすぎないのだ、

そこには倫理はないのだとか・・。

どうなんでしょう。

 

最後の最後にどんでん返しが

まっていますよ。

 

「ザリガニの鳴くところ」とは、

人の目にふれない湿地帯の

奥まったところを指しているそうです。

 

映画化されることが決まっているとかで

これも楽しみですが、

果たしてどんなイメージのモノに

なるんでしょうかねえ。

 

経験上、あまり期待は

しないことにします。

 

でわ、また。

最後まで、お付き合い

ありがとうございました。