この曲が心地よい!

ふと知り合った、自分に心地よいメロディー それらを紹介しています そしてときどきガーデニング、のつもりがガーデニングがメインになっています。

「オータムとフォール、何が違う? 何も違わない?」 - Longing

「Autumn」と「Fall」どちらも学校で習った覚えがありますね。

 

「Autumn」は「秋」という名詞だと習いました。

「Fall」は「落ちる」という動詞だと習いました。

転じて、葉っぱが落ちる季節、つまり、「秋」という意味もあると習ったような気がします。

 

聞きかじった話ですが、イギリスでは、昔は「Fall」が一般的だったそうで、それがそのまま、アメリカに渡ったものの、本国のイギリスでは、いつの間にか、ラテン語(autumnalis?)をルーツとする「Autumn」が一般的になっていったそうです。

 

実際のところ、ネイティブの人たちの中で何か違うのか、はよくわかりませんけどね。

 

そんなことを考えていると、あるアーティストの音楽が思い浮かんできました。

 

一時期、一世を風靡したあの曲です。

トヨタ 新クレスタ CM(狼編) ジョージ・ウィンストン×山崎努(1984年) - YouTube

 

思い出したでしょう?

 

私は、1984年か1985年だったかと思うんですが、京都の国際交流会館であったコンサートに行きましたよ。前日に、車、追突されて、代車で出かけた記憶が・・・。

 

最近でも、JTとかのCMで使われていましたよね。

[HD][CM]JT-日本のひととき(水引篇)(30sec) - YouTube

 

ジョージ・ウィンストン(George Winston)のアルバム、そのタイトルも「オータム」(Autumn、1980年)です。CMの曲は「Longing」ですね。

 

秋の夜にはもってこいのアルバムだと思います。ウィンダム・ヒル・レコードのドル箱だったのではないでしょうか。 

オータム

オータム

 

レコードで持っていたのですが、プチプチがすごーく耳障りに感じて、CDで買いなおしたというほど、気に入っています。

 

知らない人は、是非聴いてみてください。

秋の夜に、ジョージ・ウィンストンの「オータム」は、なかなか心地よいぞ、という話でした。

 

でわ、また。

「はなはだしい心臓発作、あるいは心臓を一突き」 - Brighton Rock

「シアー・ハート・アタック」(Sheer Heart Attack)

 

もちろん「ジョジョ」の第4部に出てくる吉良吉影のスタンド能力ではないですよ。

えっ、ジョジョ知らない?

荒木飛呂彦のマンガですよ。

「ジョジョの奇妙な冒険」っていう、120巻オーバーの。

ジョジョの奇妙な冒険 - Wikipedia

吉良吉影 - Wikipedia

 

ジョジョの奇妙な冒険(第4部) ダイヤモンドは砕けない 文庫版 18-29巻セット (化粧ケース入り) (集英社文庫)

ジョジョの奇妙な冒険(第4部) ダイヤモンドは砕けない 文庫版 18-29巻セット (化粧ケース入り) (集英社文庫)

 

 

ここで言うのは、1974年リリースの「クイーン」(QUEEN)の3枚目のアルバム・タイトルです。

「心臓発作」とか「心臓を一突き」という意味だそうです。

 

バラエティーに富んだ曲構成のアルバムだと思うのですが、目玉はやはり1曲目の「ブライトン・ロック」、2曲目の「キラー・クイーン」ですよね。

 

どこかの街の喧騒の効果音で「なになに」と好奇心をあおっておいて、さらにフレディのファルセットが追い打ちをかけます。

 

そしてブライアン・メイのギター・ソロが・・。

まあ、すんごいですよね。

 

クイーンの一部のファンの間では「津軽三味線」風と揶揄されるような独特のモノですが、5分ちょっとの曲のおよそ半分、続くんですよ。

ぐぐっと聴き入ってしまいます。

とりあえずは、聴いてみましょう。

Queen - Brighton Rock (Official Lyric Video) - YouTube

 

そして、それに続く彼らの大ヒット曲「キラー・クイーン」。

歌詞に「フルシチョフ」とか「ケネディ」とか出てくるところもアレなんですがね、クイーンの曲とは思えないポップで軽やかな仕上がりであって、それでいて、冒頭の指を鳴らす音とかコーラスとかはクイーンそのものというか、そういう曲です。

ソイツが「ブライトン・ロック」の後にさりげなく入ってくるっていうところがもう、このアルバムの全てですね。

 

そして次の、ロジャー・テイラーのハスキーヴォイスによる「テニメント・ファンスター」へと、ここへの流れもイイですよね。

 

6曲目の「ナウ・アイム・ヒア」もイントロからカッコいい。

なぜか 「The Prophet's Song」を連想するんですよ。

 

収録曲収録曲は、以下の13曲です。

Brighton Rock

Killer Queen

Tenement Funster

Flick Of The Wrist

Lily Of The Valley

Now I'm Here

In The Lap Of The Gods

Stone Cold Crazy

Dear Friends 

Misfire

Bring Back That Leroy Brown

She Makes Me

In The Lap Of The Gods...Revisited

 

40年以上も前のアルバムですけどね、どうぞ。

「A Night At The Opera」を予感させるに十分な一枚だと思います。

シアー・ハート・アタック

シアー・ハート・アタック

 

 

でわ、また。

 

「錆びた釘ってことですか?」 - Rusty Nail

「X JAPAN」

「JAPAN」がつくまえから良く聴いていました。

 

とはいっても、「紅」からですけどね。ファースト・アルバム「Vanishing Vision」の「kurenai」でなくて、セカンド・アルバム「BLUE BLOOD」収録のヤツ。

なので、それほど昔でもないんです。

 

 

そして、実は「JAPAN」がついてからは、あまり聴いていなかったのですよね。

そう「Jelousy」(1991年)までだったのです。

 

ところが10年ほど前にスズキのスイフトのCMに使われた「Lusty Nail」を聴いて、これがとても気に入ったのです。

SUZUKI SWIFT CM (X JAPAN RUSTY NAIL) - YouTube

 

聴いたことないなあ、いつ出したアルバムにはいってんだろうとか思ってました。

 

1994年のテレビドラマ「君が見えない」の主題歌だったとのことですが、10年以上もこの歌のことを知らなかったので、 「良く聴いていました。」なんてよく言えたもんだと恥ずかしい限りですね。

「X JAPAN」 Rusty Nail (1994 12.30 TV Broadcasting from Tokyo Dome Live) - YouTube

 

「ダリア」っていうアルバムに収録されていやす。 

DAHLIA

DAHLIA

 

「Jelousy」から5年もたってからアルバムを出していたのは全く知りませんでした。

 

「X」というと裏打ちのイメージが強くて、つんのめるような疾走感が好きだったのですけれども、この曲では何か洗練された印象を持ったのを憶えています。

 

最近、テレビで「Toshl」をよく見るので、「X」の曲を聴きなおしてみたところです。

 

でわ、また。

「ニーナ・シモンの歌で人生を反省する」 - Ain't Got No/I Got Life

ニーナ・シモンの歌に

「Ain't Got No/I Got Life」

というものがあります。

 

聴いていただいた方が早いですよね。

こんな曲です。

Nina Simone/Ain't Got No... I Got Life(日本語字幕付き) - YouTube

日本語字幕付きです。 

 

あまり英語が得意でない私でも聞き取れます。

 

原曲は、ミュージカル「ヘアー」(ロック・ミュージカルの元祖ともいわれています。)の中の「Ain't Got No」と「I Got Life」 です。反戦、反体制を主張するヒッピーの在り様を表現したミュージカルですね。

Hair AINT GOT NO & I GOT LIFE - YouTube

 

これをメドレーにしたというわけですね。

 

まず、タイトルの意味ですが、「私には何もないけど、生きている」というような意味になりますね。

 

最初は、「あれも無い、これも持ってない」と無いものをずらずらと挙げていくのですが、曲調が変わると(正確には曲が変わるんですが)、自分の五体満足を感謝するように「あれも有る、これも有る」と歌い上げるのです。

 

確かに、生きていく上で、家やお金は大切ですし、有るに越したことはないですよね。

けれども、そればかりにとらわれずに、与えられた人生を自分なりに精一杯生きることの素晴らしさ、大切さを彼女は表現したかったのでしょう。

 

「ヘアー」ではヒッピー達が社会からの自由を求める歌だったのに対し、ニーナの歌は生きることの尊厳を主張するモノになっているように思います。

 

そう考えると、随分と重い歌ですよね。

神様なんていないって言っちゃってるし。 

 

この曲は、1968年リリースの「Nuff Said」に収録されていますが、今は廃盤なんですかねえ。 

Nuff Said

Nuff Said

 

 

こっちの方にも収録されています。  

Here Comes Sun

Here Comes Sun

 

  

私は、これまで、あれも無い、これも無いとばかり言い続けてきた気しかしないですねえ。自分なりに楽しく生きてきた感もありますけど・・。

 

うーん。

感 謝。

 

でわ、また。

 

 

「行楽シーズンと道路工事」 - Autumn leaves

天気が良いのでねえ、ドライブに出掛けてきました。

 

標高の高い林道辺りですと、紅葉が見頃だというので山へ行ったわけなんですよ。

f:id:ninasimone:20181022125700j:image

真っ盛りというわけでもないですけど、秋を感じるには、十分かなと。

この後、もう少し上まであがりましたら、もっと色づいていました。

 

ただ、考えることは皆さん同じようで、結構な渋滞にあいました。

それはね、私も原因の一つなので致し方ありません。罪悪感の一つも持とうというものです。

 

しかーし、

それを助長しているのが工事による片側交互通行!

 

フォントサイズ大きくすることでもないかもしれませんが、昼飯、食べる時間も取れなかったんでね。

こいつはなんなかなーという感情を抑えきれずに悶々として帰ってきました。

 

ハンドル握りっぱなしですので、きれいに色づいた山の写真は撮れずじまいでした。

 

紅葉の山を見ながら、お蕎麦食べたかったなあ。

そして、バックに流れるのは「Autumn leaves」。

 

話は変わりますが、ウチの「iTunes」で「Autumn leaves」と検索すると、24枚もアルバムが出てきます。名曲なんですねえ。

 

そのうち何枚かをピック・アーップ。

 

まずは、ガボール・ザボ。ハンガリーのジャズ・ギタリストです。

Spellbinder

Spellbinder

 

 

次に、バーニー・ケッセル。アメリカのジャズ・ギタリストですねえ。

Autumn Leaves

Autumn Leaves

 

 

お馴染み、クラプトン。優しく歌ってますよ。 

Clapton

Clapton

 

 

ピアノもイイっすよねえ。 

エロール・ガーナー。アメリカのジャズ・ピアニストです。

Concert By The Sea

Concert By The Sea

 

まだまだあるんですが、この辺でやめときましょう。

 

話は戻って・・・。

 

冬前にやりたいのはわからなくはないんですけれどもねえ。

 

ということで、紅葉の山を楽しみにいったのだけれど、渋滞で全然心地よくなかったよという話でした。

 

でわ、また。

 

「ヴィジュアル系っていうと見た目だけかと思ってました、すいません。昔のことですよ。」 - Horizont

「ムック」って聴いたことあります?

 

あ、日本のロック・バンドです。

ヴィジュアル系ロック・バンドってなってますね。

ヴィジュアル系って、見た目とかを言うんでしょ?

なので、ライブとか行かない私にとっては、あまり重要なファクターではないですね。

 

1997年に結成、メジャーデビューは2003年となってます。

 

彼らを知ったのはシングルの「ガーベラ」という曲です。2006年に12枚目のシングルとしてリリースされた曲ですね。

あの頃は、スペースシャワーTVをよく視てまして、ソコで流れたのを聴いたというのが、興味を持ったきっかけです。

 

音楽性については、

「昭和の歌謡曲メロディ」に、

「メタルの重厚さと激しさ」

折り込んでいるとされていますが、「ガーベラ」などは、まさにそのとおりの曲だと思います。

ムック / ガーベラ - YouTube

 

あ、あくまでもその当時の彼らがということですよ。

 

この曲が収録されているのが「極彩」という彼らの7枚目のアルバムです。

 

このアルバムを通して聴いたのは、2006年のリリースから随分とたってからなのですが、そのなかに「ホリゾント」という曲が収録されていまして、それが、心地よいよという話です。

 

「ホリゾント」は、15枚目のシングルにもなっていますので、まあ、「推し」の作品ではあるんでしょう。

 

やはり、昭和歌謡の雰囲気を色濃く漂わす曲になっています。

断定してはいけませんね。

と、思います。

ベースのリズムが何かを思い出させますねえ。

 

あとね、ラストの「きみと~~」ってとこね。

涙出ます。

極彩

極彩

 

 

もう、10年以上前のアルバムですが、機会があったらお聴きになってください。

 

え、今日、この話を突然にするのは何故?

 

朝、車の中でたまたま聴いたからです。

 

車専用のアイポッド・タッチ、シャッフル・モードで聴いてますんで、何がかかるかお楽しみなんです。 で、この曲がかかっちゃって、ヘビー・ローテーションしていたわけです。

アップル iPod touch 128GB - ゴールド MKWM2J/A

アップル iPod touch 128GB - ゴールド MKWM2J/A

 

へへ。 128GBだと結構はいりますよね。

 

 

でわ、また。

「紺の前垂れ松葉を染めて・・・」 - エプロン

おみくじ付の煎餅を頂きました。

京都は伏見の「松屋」さんの「鈴味噌せんべい」です。すぐに、ばりぼりと、美味しく頂いてしまいました。

 

紹介したいのですが、全部食べてから、「写真を・・」と思いついた次第でして。

アマゾンにも無いようですし・・。

ということで、画像はありません。

 

おみくじには次のように書いてありました。

 

「紺の前垂れ松葉を染めて、松に紺とは気にかかる」

 

?? 「おみくじ」なんでしょ?

 

最初は何のことやら。

 

しばらく考えたのち、なんとか思い当たるおみくじ用語が浮かんできました。

「待つ」に「来ん」と読み替えればいいんですよね。つまり、「待ち人、来ず」っていう駄洒落というか、そういう意味ですね。

おみくじとしては、それで納得しました。

 

「前垂れ」というのは「前掛け」のことのようです。つまりは「エプロン」。

前垂れ - Wikipedia

 

で、出典がよくわからないですね。ことわざでもなさそうですし。

なので、頑張って調べてみました。

 

私の知らない世界がソコにありました。

 

まず、出てきたのが「無筆の女房」という落語ですね。

 

太鼓持ちの夫と読み書きのできない(無筆)女房の話なんです。その話の中で女房が仲人に離縁状を持っていく場面がありまして、その離縁状の内容が、

「蝉が鳴く鳴く、大臣寺の森で、蝉じゃござらん、をとせでござる、紺の前垂れ松葉を染めて、まつにこんとは気にかかる、ネンねコオロりコオロりよ」

というのでした。これで検索に引っ掛かったわけですね。

どうも、引用のようです。

 

この落語は、これがメインではなくて、オチは、ひらがなを覚えた女房が、ろうそく屋の絵看板をみて、「あり」という単語を「ろうそく」と読む、あるいは指す言葉として覚えたという話なんです。

 

言葉足りないですね。

 

江戸時代はまだまだ無筆の人がたくさんいて、文字が読めなくても売っているものがわかるように売り物を絵にかいて看板にしていたようです。この場合、その看板に「ろうそくがありますよ」という意味でろうそくの絵の看板に「あり」という字を書いてあったところ、「ろうそく」のことを「あり」と書くものだと女房は覚えたということです。

なので、「無筆の女房」は、別名「あり」ともいわれるようです。

 

さらに、検索を進めると、たどり着いたのは「紺の前垂れ」という小唄でした。

(特選小唄)酒と女・紺の前だれ - YouTube

2分ぐらいからが、「紺の前垂れ」です。

こういうのアップされてる方がいるんですね。

 

平岡吟舟という江戸末期から明治初期に実業家としても活躍した方の作曲ということです。作詞は不詳のようですね。

 

歌詞としては、おみくじに書いてあったのが全文だったようです。

 

一方で、「無筆の女房」は、明治初期につくられた落語として整理されているようですから、吟舟の小唄を拝借したというところですかね。

 

結局は、待っても来ないいい人の唄ってことですか。 

いくつになっても世の中知らないことだらけですねえ。

 

こういうのを聴いて、「粋」を身につけねば。12曲目に収録されています。

通り雨(深川三題のうち)春日とよ栄芝の小唄

通り雨(深川三題のうち)春日とよ栄芝の小唄

  • アーティスト: 春日とよ栄芝,春日とよ喜扇,春日豊芝洲,春日とよ美竹,春日とよ美輪
  • 出版社/メーカー: 日本伝統文化振興財団
  • 発売日: 2011/03/30
  • メディア: CD
  • この商品を含むブログを見る
 

無理っすか?

無理っすよねえ・・。

 

視点を変えて、紺の前垂れ、良いっすよね。この辺にしときますか。 

 

魔王 前掛け 紺バージョン

魔王 前掛け 紺バージョン

 

 

煎餅に入っていたおみくじの内容が気になって調べたら、「紺の前垂れ」という小唄に辿り着いたよという話でした。あーすっきり、心地よい。

ホントはね、作詞者が不詳というのはすっきりしないんですけどね。

 

でわ、また。