記憶に残るLPジャケット。
第41弾は
冨田勲
の
「COSMOS」
です。
FM放送で冒頭の
重低音部分が紹介され
それを聴いて購入を決めた
アルバムです。
「YOUTUBE」に
それがありましたので、どうぞ。
曲がイイですからねえ。
膝の上に固く握りしめた
こぶしを置いて
聴いてしまいそうです。
でわ、また。
記憶に残るLPジャケット。
第41弾は
冨田勲
の
「COSMOS」
です。
FM放送で冒頭の
重低音部分が紹介され
それを聴いて購入を決めた
アルバムです。
「YOUTUBE」に
それがありましたので、どうぞ。
曲がイイですからねえ。
膝の上に固く握りしめた
こぶしを置いて
聴いてしまいそうです。
でわ、また。
私、勝手に「低音の魅力」と冠した
シリーズをやっております。
最新の「6」はこれです。
どうしてもベーシストの
話になることが多くなります。
番外などで「尾崎亜美」
などを取り上げたこともありますが、
基本、ベーシストの話ですね。
では、さっそくに・・。
ケティル・ビョルンスタの
「floating」というアルバムが
良いんです、と最近書きました。
最近と言っても、1月近く
前ですけれども、
ホントに良いですよ。
ベースが心地よいのだと
書かせていただいていますが、
演奏しているのはパレ・ダニエルソン
という人ですね。
以前にこの人の別のアルバムも
良いですよとも書きました。
お姉さんとのデュオ・アルバムでした。
ここでも、音数の少ない
ベースの印象が心地よいですね。
そして、最近になって
彼の古いアルバムを聴きましたところ、
こいつも良いかもねと思ったモノが
ありましたので、ご紹介します。
それは「Contra Post」という
1994年の彼のリーダー・アルバムです。
彼は1946年の生まれですから
48才の時のアルバムになります。
話がそれますが、彼が
1974年から1979年までは
キース・ジャレットのカルテットで
プレイしていしていたのは、
よく知られている話です。
俗称「ヨーロピアン・カルテット」
と言われるグループですね。
メンバーは、ジャレットの他
ヤン・ガルバレク(ts、ss)、
ヨン・クリステンセン(ds)
そしてパレ・ダニエルソン(b)です。
このメンバーでアルバムを
何枚かリリースしているのですが、
その中でイチオシは?と問われると
ほとんどの人が「My Song」という
アルバムを挙げているようです。
アルバム2曲目の「My Song」の
動画があったので紹介しておきます。
どちらかというとヤン・ガルバレクが
目立っていますね。
ダニエルソンは控え目です。
同時期にジャレットは
「アメリカン・カルテット」という
グループでも活動をしていて、
その性格の違いが話題になっています。
「アメリカン・・」はテンションの高い動的な、
「ヨーロピアン・・」は、透明感のある静的な、
と評されているようです。
「ヨーロピアン・・」の
他のアルバムとしては、
があります。
レーベルの色もあるんでしょうけど
(アメ・・はインパルス、ヨー・・はECM)
個人的にはECMの「ヨーロピアン・・」が
より好きですね。
パレ・ダニエルソンは、
「ヨーロピアン・・」に限らず、サイドマンとして
レコーディングに参加することの方が
多かった人のようですから、
「Contra Post」は
数少ないリーダーアルバムに
なるのでしょうか。
というか、これだけかも・・。
間違っていたらごめんなさい。
タイトルの「contra post」というのは、
コントラポスト(contrapposto)という用語
体重の大部分を片脚にかけて立っている人を描いた視覚芸術を指す用語で、もともとはイタリア語である。 片脚に体重をかけているため、肩や腕が尻や脚の軸からずれているのが特徴である。
Wikipediaより引用
からきているのかなと勝手に思っているのですが
ジャケットは確かにそんなポーズですよね。
ベース自体が片足立ちですもんね。
これも違っていたらごめんなさい。
それでは、一曲聴いてみましょう。
いかがでしたか?
このアルバムの冒頭の曲になります。
枯れた(渇いた)音が
何とも言えないですよね。
このアルバムの中では
一番ベースの音を
たっぷり聴ける曲なのではということで
低音の魅力のタイトルを付けました。
このほか、変わった雰囲気の曲として
「7 notes,7 days,7 planets」という
曲があります。
どうぞ。
私なんぞは、控えめに入っている
パレのベースにばかり耳がいく?のですが、
本来はピアノのフレーズや
ソプラノサックスの響き、
そしてそのバランスと
7拍子というリズムに、
「心地よさを」
見つけるべきなんでしょうねえ。
できませんけど・・。
演奏のメンバーは
Anders Kjellberg(ds)
(アンダーシュ・シェルベリ)
Rita Marcotulli(p)
(リタ・マルコチュリ)
Joakim Milder(sax)
(ヨアキム・ミルダー)ですね。
ハッキリ申し上げて、
どなたも存じ上げません。
どなたも存じ上げないのに、
わざわざ目次をつけたのは、
サックスのヨアキム・ミルダー、
ちょっと興味を持ちましたね。
アルバムも結構あるみたいなので
また、聴いてみようかと
そういうことです。
さらに、リタ・マルコチュリは
「Us And Them - Omaggio Ai Pink Floyd」
なんていうアルバムを出してるんですね。
どんなんだろう?
そういうことです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
でわ、また。
記憶に残るLPジャケット。
第40弾は
ハービー・ハンコック・トリオ
の
「With Ron Carter & Tony Williams」
です。
わたス、FMで紹介された
このアルバムに収録の
「A Slight Smile」を聴いて
手に入れたのですよ。
しばらくレコードプレーヤーが
無かったときがありまして、
この曲聴きたさに、
CDを買い足したくらい
気に入っているんです。
では、その
「A Slight Smile」です。
静かすぎてナンですかね?
2分40秒辺りからの
ロン・カーターのベースが
何とも言えんですね。
長い夜を、静かに柔らかく
過ごしてみてはいかがですかね。
そして傍らには、
ロイヤルミルクティーを
ど・う・ぞ(笑)。
なんのこっちゃ。
でわ、また。
ケティル・ビヨルンスタ(Ketil Bjørnstad)は、
ノルウェー出身のピアニストです。
ほかにも肩書はいろいろあって、
コンポーザー、作家でもありますね。
残念ながら本の方は邦訳は
出版されていないようです。
と、こんな始まりですと
始めて書いて切るようなイメージですが
何回か取り上げているピアニストです。
しかも、同じアルバムで・・。
これまで70近いアルバムを発表していて、
そのすべてを聴いている
わけでもないのですが
これまで聴いた彼のアルバムの中では、
やはり「floating」が一番だなあと
思うわけです。
クレジットをみると、このアルバムは
2005年5月から6月に
レインボー・スタジオで録音された
とあります。
エンジニアは、
ヤン・エリック・コングスハウク
(Jan Erik Kongshaug)です。
どこ?、だれ?という人のために
ちょこっと補足しておきます。
まあ、私も詳しい知識が
あるわけではないんですが・・。
レインボー・スタジオというのは、
1969年に「マンフレート・アイヒャー(Manfred Eicher)」が
設立したレコード会社「ECM」の
メイン・スタジオなんです。
作られたのは1984年で、作ったのが
ヤン・エリック・コングスハウクという
エンジニア(レコーディング技術者)
なわけです。
スタジオは2004年に新しく
移転新築されました。
また、ヤン・エリック・コングスハウクは
ECM設立当時からのエンジニアで
これまでに4,000を超えるアルバムを
手掛けたと言われています。
その彼は、残念ながら、
2019年11月5日に他界しています。
さて、「floating」の話に戻りますが、
このアルバムの録音が2005年ですから、
録音は当然、新レインボー・スタジオで、
ということになるわけですね。
そういう気持ちで聴くからでしょうか、
実にこのアルバムの音が心地よいのです。
柔らかくそれでいて芯のある
(思いつく単語を
並べているだけですからね。)
ベースが、特によく響いてきます。
実際のところ、音楽の評論を
生業にしていないまでも
それについてコメントをする方々は、
それなりの機材と試聴室などを
揃えたうえで、
なおかつ、しっかりとした
理論や経験をふまえて
おっしゃっておられるのですから、
単なる普通の部屋で、
とりあえずの再生装置で
聴いている身分としては、あまり
ああこういっちゃあ
イカンのでしょうけれども、
これは、新スタジオの
新機材による影響が
あるに違いないなどと
思っているわけですね。
無責任にも(笑)。
12曲目の「Her singing」という曲です。
1分10秒辺りからの、
ベースがたまりませんね。
この曲に限ったことではありませんが、
本当にベースがイイんです。
このアルバムをきっかけに、
ビヨルンスタの
ほかのアルバムも聴きました。
チェリストの
デヴィッド・ダーリング(David Darling)
とのデユオ・アルバム
「Epigraphs」、「The River」や
スヴァンテ・ヘンリソン
(Svante Henryson)
とのデユオ・アルバム
「Night Song」などなど。
上に挙げたものは、
個人的には嫌いではありません。
聴き込むというのではなく
BGMとして流して
リラックスできる
アルバム群だと思いますし、
実際にそうしていますね。
ただ、「floating」ほどの心地よさが
得られていないのも事実です。
また、「Grace」とか
「Seafarer's Song」とかになると、
ヴォーカルが入ったりもしているのですが、
何か遠くに行ってしまった気さえします。
え、どういう意味って?
好みじゃあ
なかったってことですよ。
同じミュージシャンのアルバムで、
これほど極端な気持ちになることは
珍しいんですけれどね、私の場合。
4曲目の「Ray of light」という曲です。
この曲は、ピアノの旋律も好みなんですが
3分20秒過ぎからの短いベースが
気になるところです。
こうした曲はジャンルとしては、
ジャズというよりはイージーリスニング、
あるいはリラクゼーション・サウンド
ということになるのかもしれませんね。
特に硬派のジャズを好む人には、
相手にされないテリトリーでしょう。
でも、そんなことは
どうでもいいのですよね。
2曲目の「The sorrow in her eyes」です。
このアルバムの中では一番ですかね。
イントロから「おおっ!!!」と
きましたからね。
この曲は、本当に心地よい曲です。
ピアノやベース以外のパーカッションの音、
これが実に効果的できれいに聴こえます。
余計な音が何もないっていう気がしますね。
割と音数は多めなんでしょうけれども、
それでいて静寂を感じさせる
部分があるのが
(私はそう思うんですが)
スゴイと思います。
ほんとうに、
「北欧の透明なピアノと重厚なベースが素敵」
です。
こういったアルバムて
なかなかないもんですよね。
でわ、また。
記憶に残るLPジャケット。
第39弾は
マイルス・デイビス
の
「'Round About Midnight」
です。
収録曲にはアルバムタイトルの
「'Round About Midnight」のほか
「Bye Bye Blackbird」や
「Dear Old Stockholm」なども
ありますね。
これが私の記憶に残っているのは
まあ、収録曲の好みもあるんですが
実はこのジャケットを見た時に
「シャネルズ」の人が
うつってるう!?とか
思ったからです(笑)。
トランペットは
クワマンですけどね。
シャネルズのデビューは
今から40年ほど前(1980年)。
その頃はCDが出始めたとはいえ
まだまだLPレコードが
主流だった頃ですね。
ジャズコーナーを物色してましたら
こんなものに出くわして・・・。
ではお聴きいただきましょう。
「'Round About Midnight」です。
人気のないカウンターで
一人、エスプレッソを
飲みながら、
聴きたいですね。
ってか(笑)。
でわ、また。
こんばんは。
音楽の事を書くのは
とても久しぶりのような気がします。
本の紹介みたいなものは
最近、書きましたけど。
今回は、
ウォーレン・バーンハート
(Warren Bernhardt)という
アメリカのピアニストの曲を
ご紹介しようと思います。
ベルナールとも読むんですかね。
ここでは、バーンハートでいきますね。
バーンハートは、1938年生まれ。
若い頃(1961年から1964年)には、
ポールウィンターの
グループで活動していました。
ポール・ウィンターといっても
ピンとくる人は少ないかもしれませんが
バーンハートと同じ年代
(1939年生まれ)の
サキソフォニストですね。
ソプラノサックスを使う人で
ジャズというよりは、
ヒーリング系の音楽を
やっていたミュージシャンです。
こんな感じの曲ですね。
で、バーンハートは、
このほかジョージ・ベンソン、
ジェリー・マリガンなどとも活動を重ね、
ピアノに関しては、ビル・エヴァンスを
師とし、緊密な関係にあった
ということです。
以上、英語版ウィキペディアからの
情報でした。
私はバーンハートのアルバムを
たくさん聴き込んでいるわけでは
まったくありませんが、
何枚か持っているアルバムの一枚が
大変気に入っています。
それは1986年リリースの
「HANDS ON」というアルバムです。
その中から、1曲目の
「Prelude, Op. 28, No. 20 And Variations」
というショパンの曲をどうぞ。
どうでしょうか?
なかなかドラマティックな
始まりではありませんか?
前半はショパンですね。
「And Variations」は、
バーンハートの創作
という意味だと思います。
先ほど書いたように
彼の師であるビル・エヴァンスも
良く演奏していたと言いますが、
残念ながら私は聴いたことがありません。
音源も見つけられませんでした。
だからというわけでもありませんが、
クラシックのバージョンも
聴いてみましょう。
どうでしたか?
いいですね。
ショパンのプレリュード自体が
私の好みなので、
誰の何を聴いても
心地よいんですよ。
バーンハートのヴァージョンは
1分30秒ぐらいまでが、
原曲どおりの演奏で、
それ以降はオリジナルですね。
イイと思います。
このほか「Prelude, Op. 28, No. 20」を
ジャズでやっているグループとして
「European Jazz Trio」を知っていますが、
ざんねんながらリンクできる動画は
ないようです。
これに収録されています。
さて、「HANDS ON」の
演奏者は以下の6人。
Acoustic Bass – Marc Johnson
Bass – Anthony Jackson
Drums – Peter Erskine
Electric Guitar – John Tropea
Piano – Warren Bernhardt
Synthesizer – Robbie Kondor
マーク・ジョンソンや、
ピーター・アースキンといった
ミュージシャンは、
「Steps Ahead」という
ビル・エヴァンスもメンバーであった
フュージョン・グループの仲間たちで、
私のような者でも聞き覚えがある
名前ですから有名なんだと思います。
では、もう1曲、いってみましょうか。
本アルバムの最高の1曲という人もいる
「First Love」です。
どうぞ。
シンセサイザーと
ピアノによる曲ですね。
ジャズというよりはクラシックの
香りが強い曲だと思います。
ウォーレンの真骨頂といえるかもです。
そうなのです。
バーンハートは、クラシック界でも
有名なんだそうですね。
そして、また、
ロックやポップスミュージシャンの
ツアーにも参加したりしているんですよね。
スティーリー・ダン(Steely Dan)の
「Alive in America」でも彼のピアノを
聴くことができます。
特別にフィーチャーされている
わけではないので
ピアノだけを聴くのは
至難の業でしょうけど。
これは残念ながら廃盤のようですね。
中古でしか手に入らないようです。
でわ、また。