ECMというレーベルが僕の話の中にちょくちょくでてくるので、少しその思いを書いておこうかなと思い、今回はこのお題です。ただ、ちょっと検索すると、ものすごく詳しく説明されているサイトとかもあるので、僕レベルの知識で書くのも何なんなかなあという気持ちもありますが、まあ、いいかと、割り切ってます。
1969年に、ベルリンフィルのベース奏者であった「マンフレート・アイヒャー」という人が創設したレーベルです。「静寂の次に美しい音楽を」というコンセプトで立ち上げたということです。
確かに、静けさというか透明感というか、そういったものを感じさせるアルバムが多いと思います。既存のジャンルでは分類できないような音楽で一杯の、ただひたすら「美しい音楽」をプロデュースしてきたレーベルと言えます。聞いたことのないアーティストばかりといえばそうなので、なんとなく「俺は知ってるぞ」とかいう「優越感」みたいな感情も僕の場合はあると思いますす。もちろんすべてのアルバムを聴いているわけではないので、自分の経験内での感想ですけれども。
そういうわけで、学生時代に先輩から勧められたキース・ジャレットを皮切りに、チック・コリア、パット・メセニーなどといったアーティストのアルバムを聴くようになり、ゲイリー・ピーコック、ヤン・ガルバレクといったアーティストの名前を知るようになったのです。インプロビゼーションなどという言葉もこの頃知りましたよ。そして、あたかも、ずいぶん前からECMのことを知っているかのように、友達に語ったのを覚えています。あー、サイテー。
気を取り直して、と。
キース・ジャレットだと、「ソロコンサート」(1973)や「ケルン・コンサート」(1975)「ステアケース」(1976)などが思い出になっています。だって、無理して買ったんだもん。ソロコンサートなんて、箱入りの3枚組LPで、確か4,500円だったと思います。それこそ清水の舞台から飛び降りる気持ちで買って、厳かな雰囲気の中で、そおっと、ボックスを開け、ライナーノーツをじっくり読んでから、ターンテーブルにセットして針を落としました。LPは、今でもあるんですけど、CDの方が断然、聴きやすいので、聴くときはもっぱらそっちです。
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チック・コリアだと、当然「リターン・トゥ・フォーエヴァー」(1972)ですよね。あと流れで「クリスタル・サイレンス」(1973)、「ピアノインプロビゼーションズVol.1とVol.2」(1971)。
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パット・メセニーだと、当時は「アメリカンガレージ」(1979)、「ウォーターカラーズ」(1977)。メセニーは、結構はまったアーティストなので、また、別の機会に、お気に入りの曲を紹介しますね。今回は、これ。
そうそう、マル・ウォルドロンという人もいました。でも食指が動きませんでしたね。彼だけでなくテリエ・リピダルとか、LP持っている人に聞かされたけど、そこには、生きませんでしたね。結構、ミーハーなのかな。
そんな中、今回は、これも。ジャケットもいいですよね。
いずれにしても、なかなか独特の雰囲気をもち、そして決してぶれないレーベルがECMというお話でした。
でわ