「アンジー」・・・。
いい響きだと思いませんか?
あなたはこの言葉で何を連想します?
「アンジェリーナ・ジョリー」ですか?
それはアリですねえ。王道かもしれません。
え、「水戸華之介」?
くー、コアですねえ。
ええ、ええ、わかります。
「天井裏から愛を込め」ちゃうわけですね。
アリだと思います。
お店?
ああ、確かにどこにでもありそうですねえ。
私の近くにもありますね。
際限がないので、私の話をします。
私はね、ローリング・ストーンズの「悲しみのアンジー」(Angie)が思い浮かびますね。
えっ!陳腐だねぇって?
まあ、そう言われても仕方がないところですねえ。でも、思い浮かぶんだから、仕方ないじゃーないですか。
そういうあなたも、浮かんだのはストーンズだったのでは?
この曲は、彼らの「山羊の頭のスープ」(Goats Head Soup、1973年)というアルバムに収録されています。
知っている人も知らない人も、どうぞ。
The Rolling Stones - Angie - OFFICIAL PROMO (Version 1) - YouTube
「Angie」が、「アインジー」って聞こえるもんですからね、聴いていて、つい顔がにやつくんですよ。
初めて耳にしたときは、歌詞も聞き取れず(今でもそうですけどね)、意味もわからないのに、それなりに何か儚い、別れの歌なんだろうな、1人ジーンと感動していました。
お子さまだった頃の話です。
歌詞を知ろうにも、当時の英語力(今もそう変わらないですが)では、単語も知らないので、辞書も引けず、悶々としてましたね。
のちに、レコードを入手して初めて正しい歌詞を目にするのですが、ヒアリングが全く出来ていなかったことを知らされるのでした。
You can't say we're satisfied
But Angie, Angie,
you can't say we never tried
ここんとこね。
この歌では、ここ、大事だと勝手に思ってるんですがね。
「can't」なんてね、わかんなかったですよ。
十分満足だったよね
たいした苦労もしなかったのにさ
ぐらいに思ってました。少しも変だとは思わずに。
歌詞見てから「そういわれればcanのあとがつまってんなあ」と思った次第で。
恥ずかしい話です。
さらに言えば頭についているいくつかの「But」なんか全く聞こえてなかったですね。
せめて好きな歌の歌詞ぐらい聞き取れるような耳が欲しかったですよ。
いまさら、どーにもならんのでしょうけど。
今は、ひたすら「ニッキー・ホプキンス」のピアノに耳を傾けています。
そうそう、LPのジャケットには、山羊の頭のスープの画像も載っているんですよね。
当時は、いったいなんなんだ、これは、とビックリしました。黒魔術にでも、ハマったのかとも思いました。
「アンジーといえば、ストーンズの曲を連想する」ぞと、その響きも、曲も心地よいですぞ、と言う話でした。ジャケットはキモいけどねというおまけ付き。
でわ、また。