桑田次郎(二郎)というマンガ家、私、好きなんです。
あ、晩年の彼は興味ないですケド。
リアルに週刊誌で読んだ彼の作品は、「超犬リープ」、「エリート」、「デスハンター」あたりですかねえ。
懐かしい。
代表作は、やはり、「8マン」だと私は思います。
「8マン」については雑誌(少年マガジン)の連載をリアルで見た記憶はないのですが、テレビアニメは見ていたのを覚えています。連載とアニメの放送は同時期だったはずですけど、どうしてでしょうかねえ。週刊誌、買えなかったんでしょうねえ。
アニメは白黒でした。
そうそう、マンガは「8マン」ですが、アニメは放送局が「8」チャンネルでなかったので、「エイトマン」になったとか聞きました。大人の世界ですね。
原作はウルフガイ・シリーズで有名な「平井和正」です。冒頭で挙げた作品も「平井和正」ですね。この辺はずいぶんと後で知りました。
で、アニメ見てたので、当然、主題歌は歌えます(笑)。
だからどうってことはないんですが。
作詞は「ゲバゲバ90分」で知られてもいるマエタケこと前田武彦だというのは、有名な話ですね。
「アッと驚くタメゴロー」とかいうのもこの番組だったかと。食い入るように見てました。
殉職した刑事がロボットとして甦るという基本設定が、某「ロ*コップ」と酷似している、いや同じじゃねーか、と感じるのは私だけではないと思うのですが、皆さん、どうです?
別に「ロ*コップ」が面白くないとは言わないですけどね。続編も作られたのですから、商業ベースでは売れたんでしょうし。
ま、イイんですけど。
また、8マン本体は、アメリカの組織にいた谷博士によって作られ、博士は殺人ロボットに利用されるのが嫌でロボットと共に日本に来たという設定なんですよ。
この辺は、仮面ライダーの設定に影響を与えているんじゃあないかと勝手に思っています。勘繰りすぎですかね。
主人公の名前は、「東八郎」で私立探偵、その実は警視庁の捜査一課の所属ではあるが、位置づけは秘密捜査官という設定です。
捜査一課には、7人で構成される7つの班があり、そのどれにも属さない8番目の班員ということで、8マン。理屈を聴けばストレート過ぎて、安直なような気もしちゃいますね。でも、納得です。
その他にも、登場人物の名前が、面白いんですよ。
手尾挙郎(てお あげろう)とか金四大(かね しだい)、腸捻転(ちょう ねんてん)とかね。そしてプリンセス自動車にダッコサン自動車。
こんなダジャレにもならないネーミングが、かえって心地よいですねえ。
8マン自体は、無敵かと言えばそうでもなくて、ピストルで撃たれて壊れたりしてます。
また、熱に弱くてタバコ型の冷却装置(マンガでは強化剤)が必須だとか色々弱点もあるんですね。これがタバコ型ゆえに、禁煙の映画館で使用できず窮地に陥ったり、なかなか人間臭いんです。
その辺がちょうどいいんでしょうなあ、あの頃のヒーローとしては。
ということで、桑田次郎の「8マン」が気に入ってるんですよ、という話でした。
でわ、また。