最近名前を覚えたミュージシャンに
トランペッターのロイ・ハーグローブ
という人がいます。
アメリカ出身のジャズマンなんですが
2018年に49歳でお亡くなりに
なっています。
腎臓の病気で治療中だったようで
死因は心不全ということでした。
何で名前を知ったかというと
2016年発行のぴあMOOK、
「JAZZワンダーランド」に
掲載されていた記事ですね。
この本、おそらく
古本屋で買ってきて
そのままだったんでしょう。
もしかすると、パラパラとは
目を通したかもしれませんが
全く覚えていなくて、
内容が古いのを除けば
新品と同じです。
(なんでもそうですよね。)
さらに言えば、
古いミュージシャンに関する記事なら
何年たっても、そう変わらないですしね。
で、記事では
楽器ごとに何人かのミュージシャンが
ピックアップされていたのですが
そのうちの一人として
名前が挙がっていました。
もっとも、他に挙げられていた
ニコラス・ペイトンとか
ファブリッツィオ・ボッソとかも
全く初耳でしたけどね。
で、興味を持った名前が
冒頭の「ロイ・ハーグローブ」だったと
こういうわけです。
紹介されていたのは
「Emergence」という
ビッグバンドのアルバムでしたが、
私が手にしたのは
1994年リリースの
「With The Tenors Of Our Time」
というアルバムでした。
なぜかってえ?
タイトルからもわかるように
テナーサックス奏者が
山ほど(といっても6人)
参加していたからです。
キッパリ!
こんな人たち・・・。
ロン・ブレイク(私の知らない人)
ジョニー・グリフィン(故人)
ジョー・ヘンダーソン(故人)
ブランフォード・マルサリス
ジョシュア・レッドマン
スタンレー・タレンタイン(故人)
知っている人が多かった
というのもありますね。
収録曲は、以下の12曲です。
1. Soppin' The Biscuit
2. When We Were One
3. Valse Hot
4. Once Forgotten
5. Shade Of Jade
6. Greens At The Chicken Shack
7. Never Let Me Go
8. Serenity
9. Across The Pond
10. Wild Is Love
11. Mental Phrasing
12. April's Fool
おおっと、7曲目に
「Never Let Me Go」が
ありますよん。
サックスはロン・ブレイクです。
10曲目の「Wild Is Love」は
ボサノヴァチックで、イイ感じ。
サックスはスタンリー・タレンタインですね。
オリジナルは
「クール・アンド・ザ・ギャング」です。
1980年のアメリカのナンバーワンヒット
彼らとヒット曲と言えば、
「セレブレイション」が有名でしょうか。
私は「ジョアンナ」の方が
記憶に濃いですね。
では、その
オリジナルの「Wild Is Love」です。
どうなんでしょう?
同じ曲なんでしょうかねえ。
わかんないもんですねえ。
嗜好的にはハーグローブ版で
決まりなんですけど。
では・・と言いたいところですが、
じつはこの話にには、
続きがありまして・・。
知らないと思っていた
ハーグローブが
参加しているアルバムを
結構以前から
実は持っていたんですね。
おい、こら!ですね。
「Direction in Music」(2002年)
というやつなんですが。
参加ミュージシャンは
ハービーハンコックと
マイケル・ブレッカーと
ロイ・ハーグローブです。
ディレクションズ・イン・ミュージック(マイルス&コルトレーン・トリビュート)
- アーティスト:ハービー・ハンコック,マイケル・ブレッカー,ロイ・ハーグローヴ
- 発売日: 2017/08/16
- メディア: CD
新譜で買ってますから
20年近く前ですね。
知らなかった。
でわ、また。