カイガラムシから着色料が
作られていて、食品にも
使われているという事実を
先日、初めて知りまして
少なからぬ衝撃を受けました。
その続きみたいなもんです。
球根さんが、またもや紫色の
染め物を出してきて
「いい色でしょ」
と言うんですよね。
何か言えという強い意志が
込められていましたね(笑)。
で、「何で染めてると思う?」という質問が
当然のように後に続きました。
仕方なく、覚えたての
「コチニール」と答えると、
「ぶっぶ〜、ラックダイでした」
と返ってきました。
ヽ(`Д´#)ノ
なんだよ。
ラックダイ(LacDye)?
わたス「なにそれ。植物?」
球根さん、勝ち誇ったように
「カイガラムシだよん」
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
またカイガラムシィィ!
ラック虫というカイガラムシから
採れる染料だと言うてました。
ウィキペディアには英語のものしか
ありませんでした。アシカラズ。
まさかまた、食品にも
使われてたりして~と
調べてみると・・・。
使われてるんだこれが!
どうなってるんだ日本の食品!
ラック虫からとれる
シェラックという物質が
チョコレートの艶出しや
柑橘類の保護被膜材などに
使われているそうです。
まあ、チョコレートは
あまり口にしないですし、
市販の柑橘類を皮ごと利用することも
多くないというか、極端に少ないので
コチニールほどの衝撃はなかったですが、
そのほかにも、コチニール同様
赤系の色を出すための添加剤として
お菓子や肉製品に「ラック色素」と表示されて
使用されているようです。
我が家の冷蔵庫にはそう表記された
現物は発見できませんでしたが・・。
食品添加物ノイローゼになりそう(笑)。
さて、コチニールも染料としては
赤から紫、ピンク系でしたが
このラックダイもその系統のようです。
媒染剤に鉄を使うと紫色になるそうで、
アルミを使うと青味を帯びた
赤色になるんだそうですね。
コヤツはアルミらしいのですが
青みを帯びているかというと
ちょっとわからないです。
比べて見てみないと難しいですね。
今回は両方はしなかったようです。
ちなみに以前紹介した
コチニールで染めたもの⬇
コチニールで染めたこれを見せられていて
先程のをナニで染めたかと問われれば
コチニールと答えますよねえ。
聞き方からして確信犯ですよ、アレは。
カイガラムシの染料としては
この他に「ケルメス」というのが
あるらしいですよ。
深紅に染まるんだとか・・。
昆虫食とかもありますから
虫、むし、ムシと騒ぐほどでも
ないのかもしれませんが、
なんなかな〜感は拭えませんね。
でわ、また。
最後までお読みいただき、
ありがとうごさいます。